プリミティブという言葉がぴったり
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1978年5月、トンスタジオ・バウアーにて録音。彼等のECM初録音。1980年ダウンビート誌『国際批評家最優秀アルバム』、1979年同誌『愛読者投票最優秀アルバム』を受賞。彼等は次の『フル・ホース』でも1981年ダウンビート誌『国際批評家最優秀アルバム』を受賞しているので二年連続ということになる。
この頃のライヴを若い頃聴いた。彼等の1984年4月20日午後6時30分からの五反田簡易保険ホールでのライヴの時のパンフレットがある。この時、21日の大阪のライヴだけ、近藤等則とエアー・リキッド・バンドが出ていたのだなと今気がついた。プリミティブという言葉がぴったりのライヴだったのを今でも思い出す。
マンフレート・アイヒャーの偉大さは自分の耳で確信を得ているミュージシャンを彼等のままにプロデュースしたと言うことに尽きる。