再び+10!
★★★★☆
後のロック・オペラ『Tommy』へつながっていくミニ・オペラ『クィック・ワン』収録のセカンド・アルバム。
ロジャー1曲 ピート4曲 ジョン2曲 キース2曲 カヴァー1曲 とみんながペンをとっている特徴的なアルバム。
キースがドラムの代わりにダンボールをたたいてるロジャーの『恋のマイウェイ』(恋の〜シリーズ?ちなみに唯一のカヴァー曲もマーサ&ヴァンラスでその名も『恋はヒート・ウェイブ』!)
ピートの切ないラブソング『ソー・サッド・アバウト・アス』
ジョンの代名詞とも言える『ボリスのくも野郎』(この原理でいくとボウイは『ジョーのライオン野郎』?)
ばかばかしいPVでおなじみ&豪腕ドラム炸裂のキースによる『くもの巣と謎』(・・・・・・)
プラスの方は『リアリティーズ』から11.〜17
18.『ハッピージャック(アコースティック・ヴァージョン)』はコンガやチェロが使われていて曲調にも合っていていい感じです。
19.『マン・ウィズ・マネー』はエヴァリー・ブラザースのカヴァー。
20.はマイ・ジェネレーションからエルガーの『希望と栄光の国』へとつながっていきます。曲の最後にキット・ランパートの『完璧だ!』というコメントも収録!
それぞれが曲作りをしているためアルバムとしてまとまりはないんですが、それに未発表曲集であるリアリティーズをつけた事で逆に『まとまりがない』っていうまとまりがでてる感じがします。
(大体、自分が望む『まとまり』ってなんなんだろう?)