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三十二番目の初恋 (幻冬舎ルチル文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎コミックス
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三十二番目の初恋。 ★★★★★
彼氏と同棲、美容室も出資していながらある日「女が妊娠した→結婚する→出ていけ、でも同じ職場で働け」といわれる美容師想くんとワケアリのエリート医師梶山のお話。

お医者さんの過去はそりゃ一生戒めなといいたくなるくらいですが戒め過ぎて結果、想に残酷。

ですがそれを補って(?)余りある想の過去。

そんな目に遭っていていまどうしてそんなに柔らかく笑って居られるんだとお医者さんでなくても思います。

椎崎さんといえば周囲がイライラするほど相手の言い分をのんでいるような男の子がでてきます。けれど彼らはそれを諾としているのであって優柔不断と言うわけではない。

だからこそその強さが時に相手や周囲を逆上させたりすれ違いに結びついたりするのですが、想いが通い合えば…。


今回も覚悟を決めているのは想で、梶山は想によって光の射す方に眼を向け始めたくらい。あとは、想につきまとう性質の悪い男たちをがんばって追い払って想に来ない日の約束をさせないように欲しいです。

仕事描写も相変わらず丁寧。想にカットして貰いたくなります。

読み終わったあと、彼らに幸あらんことを願わずには居られない作品でした。
恋のリアルな痛みを描いているけど幸せ ★★★★★
主人公で、ゲイである受の想クンは、片恋も入れて三十一人の男に恋をしたことがあるけれど、全て幸せな恋では無いのです。いまだにその中の一人に、脅されながら、身勝手で自己中心的な男のセフレにされ続けていても、その辛い現実を明るく受け流し続けることの出来る、純粋で優しい性質の持ち主です。
美容師である想クンが、あるきっかけで外科医の梶山さんと同居するようになります。始めはクールな梶山さんが、優しい男に変貌してゆきます。ツンデレという枠では収まらない、自然な感じの変貌で、それがとても読んでいて癒されました。

想クンには恋に対する多くの痛みがあり、更に梶山さんを好きになっても自分をきっと好きになってはくれない、という痛みも重なり、そのへんの心理描写を丁寧に描いています。読み流すことが出来ず、集中して読み続けざるを得なかったです。展開にドキドキしながら、夢中で読み終えました。