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DO THE BEST

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ワンアップミュージック
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名演『ロックン・オムレツ』を聴け! ★★★★★
森高千里の顔は人形みたいに完璧過ぎて面白味がないので好みではないが、音楽面では味があってクオリティーも高いので結構好きだ!
久し振りにこのベスト盤(今なら100円で買えるだろ)を聴いたのだが、さすがに90年代前半のエコーの強いシンセがガンガン鳴ってる様な曲は色褪せちまってるが、『渡良瀬橋』以降の曲は全然色褪せてない。それは曲自体が良いのと全ての楽器が人間の手によってちゃんと鳴っているからというのもあるが、一番大きいのは森高千里自身が特徴的なドラムを叩いてるからではないだろうか。
こんなにもビートルズ中期以降のリンゴ・スターやチャーリー・ワッツ(ストーンズ)をさらに手数多くドタバタさせた様なプレイをするドラマーを俺は他に知らない(※実はもう一人現れたのだが、それについては後述する)。
何が良いかって言うと「ダカダカダカダカ」「ドコドコドコドコ」「ダカダカドコドコドン!」だ!しかもそれをイントロに持ってきたりする所がカッコイイ!
●こういった彼女の演奏が最も曲調にハマってるのが『ロックン・オムレツ』である!
何なんだ?! このノリの良さはー!! これは楽譜では表現出来ないので「聴け!」としか言いようがないのだが、その要因の一つはシンバルの響きが曲のテンポと絶妙にマッチしてるからじゃねえかな。これを聴いても体が動かない奴は俺のレビューは全て参考にならないから見るなよ!(笑)
もちろん曲自体も素晴らしい。元々古臭いロックンロール調のシンプルな曲なのでこういうのは永久に色褪せる事はない(例えるなら若い頃と現在の柴田理恵が全く同じに見えるのと一緒だ!)しかしシンプルだけではない。本来こういう曲には向かないマイナーコードを一部取り入れて美味く「料理」してる辺りは編曲者およびベーシストは良い仕事してますねぇ!(この部分が無かったらただの子供向けの企画物ソングで終わってたかもしれない)
歌詞もシンプルかつハッピーで良い!
それにしてもこれといい『ロックンロール県庁所在地』『ハエ男』(この2曲は森高自身の作曲)とかどんだけチャック・ベリー好きなんだ!(笑)

●ロックン・ドラムの話ばかりになってしまったが、名曲集としても素晴らしいぜ!
個人的に名曲no.1だと思うのは「♪飲も〜、今日はとことん付き合ーうわよ」の『気分爽快』だ!これは黒沢健一(L⇔R)の作曲家としての最高傑作じゃないかな。
しかし、コード進行や和音(全ての楽器の音)の組み合わせ方が最も素晴らしいのは『二人は恋人』だ!斉藤英夫さん、良い仕事してますねぇ〜!おい、何でも音を重ねたがる奴等!音数を増やしたければこういう風にやれ!じゃなきゃ意味が無いし邪魔なだけだ!

●このベスト盤が気に入ったら、次は「日本のホワイトアルバム」こと『STEP BY STEP』を聴けぃ!

※俺が今世界一好きなドラマーである高橋久美子(チャットモンチー)は公言こそしてない(と思われる)が、無意識の内に森高千里の影響を多少は受けているのではないだろうか?
っていうのも、高橋久美子がビートルズ、ストーンズやザ・フーなどを聴いてるとは思えないからである。
もしかしたら、小学生の頃ポンキッキーズで『ロックン・オムレツ』を聴いたのかもしれない。
あると思います!
彼女の作詞にも注目! ★★★★★
今や、森高千里さんの姿はCM以外では見ることは無くなりましたが、このアルバムが出ていた当時は、飛ぶ鳥も落とす勢いで、次々と大ヒットを飛ばしていたものです。このアルバムは彼女のベスト盤なのですが、今振り返ってみると、本当に良い曲を歌っていたものですね。
また、見過されがちですが彼女の作詞にも素晴らしいセンスを感じます。いずれの曲においても決して気取らず、わかりやすい言葉で綴られていることが却って専門の作詞家にはない素直な印象で、非常に好感が持てます。
数ある森高さんの曲目で、私のベスト3を挙げれば、「私の夏」「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」といったところでしょうか。とりわけ「私の夏」は93年当時、全日空のCMで盛んに流されていたものですが、スピード感溢れるメロディに乗せて、ユーモアのある彼女の歌詞が微笑ましい曲です。93年のベストソングと言って過言ではありません。沖縄をイメージした曲としても傑作の一つでしょう(この曲のPVがオーストラリアで撮影されていたとかで物議をかもしていましたよね)。
「私がオバさんになっても」は言うまでもない大ヒット曲、このバージョンでは特にイントロのモチーフが何度も繰り返されているのですが、シングルバージョンよりも私はこちらの方が良いと思います。
とにかく名曲揃いですよ、このアルバム。
DO THE BEST〜森高千里について ★★★★★
このCDの収録曲全体の流れがある恋人同士の
様子やまたそのやり取りを如実に物語っ
ているような気がします。これから恋を
したいなあとか又は恋を現在している最
中の若者に是非,聴いて貰いたい一枚です
。良い相手が見付かるかも知れないし,ま
た恋が実るかも知れません。また「ロック
ンロール県庁所在地'95」と言う先頭の収
録曲は日本各地の特産物を説明する歌なの
で余り恋愛等とは関係ないのかも知れませ
んが恋人達と行ってみたい所を恐らく森高
さんが歌いながら挙げているのでしょう
^・^)また「気分爽快」を聴きながらお
酒でも一杯飲みながら恋人やまた其の仲間
と楽しみたい所です。
青春の心の思いの集大成 ★★★★★
このアルバムは、ベストアルバムと呼ぶにふさわしいベストな歌に満ちています。どこから聴いても、いくら聴いてもいいものですね。
そして、このアルバムならではの聴きどころは、『夏の日』、『今日から』だと思います。
特に、『今日から』の自然なすばらしいことばと歌は、歌手森高千里というばかりではなくて、これまでのことを振り返り、こらからのことを願う、人間森高千里の青春の心の思いの集大成になっている名曲だと思います。
今になって思うと。。 ★★★★☆
婚約後、めっきり活動を控えてしまい当時の勢いが強烈(色々な意味で)だっただけに、お祭り事のような出来事として今感じる。デビューは87年にまで遡る。しかし、ブレイクしたのは89年の「ストレス」からなので、実際森高=90年代前半というイメージがある。そして本盤も選曲はその時期がメインだ。

森高は、所謂「バンド」「ビーイング」「小室」と3ブームの間をぬって活動した訳だが、そのいずれにおいてもセールスを残していた。それでいて、上記ブームにはなんら影響されることの無い独自性も持ち合せていた。それはサウンドのみならず、キャラクターまでも。やはり印象的なのが「ストレス」の写真だ。極端なミニスカートとハイヒール、原色重視の衣装と巨大リボン。。しかし、既存のアイドルと一括りにできなかった。なぜだろうか?実際あの時から作詞を自身で手がけていたのも無関係ではないだろう。そして、外見だけでなく歌詞においても随分独自な世界を繰り広げていた気がする。
延々と県庁所在地を紹介する♯1は、その好例だ。ライブでは良く引き合いに出されていた曲でもある。♯6も煩わしい男をハエに例えて軽快なリズムに乗せて歌うなんて発想自体、異色だった。しかし、そのような疎ましい題材を歌っても、朗々とこなしてしまったのは流石だった。

しかし、そのような滑稽ソング以外にも感傷的にさせるような名曲も残した訳で、例えば♯4がそうである。北関東の固有名詞を引き合いに出しつつ、当時番組で縦笛を吹くという意表を突いた技で見事に郷愁感を与えられた。♯2もまた彼女の代名詞的曲で、担当ラジオのエンディングテーマだった。クリアーな楽器の上で見事に雨の情景を現していた。

その他♯5や8等、旅情感を湧き起こす爽快な曲が多いのもまた魅力であり、当時飛行機の広告塔として使われたのも今となっては納得できたりする。