面白く、ためになる一冊
★★★★★
表紙にもある通り、実際にあったダメなDBシステムを反面教師にして回避策を学ぶ本です。
読んでみると「あ〜、あるある!」というアンチパターンも多かったです(「データの保持期間を決めていない」とか「不法占拠」とか)。
内容も明快でとても読みやすいです。私は2日ぐらいでほとんど読み終わりました。
全体を通して感じたのはちゃんと本番環境と将来を見据えて設計、テストしなきゃダメだってことです。
ローカルPCと数件のテストデータで開発しても、ちゃんと動いているように見えるだけで実際には使い物にならないことが多いです。
ちゃんと使えるシステムにしようと思うと色々なことを考慮しなければならないわけですが、この本はそういう「色々な考慮点」をうまくまとめてくれていると思います。
システムを設計したり開発したりするときのチェックリストとしても非常に有用なのではないでしょうか。