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フラガールスタンダード・エディション [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: ハピネット・ピクチャーズ
Amazon.co.jpで確認
   昭和40年、福島県いわき市は炭鉱の町だったが、石炭から石油へエネルギー源が変わり、閉山が続いていた。その危機に炭鉱会社が目をつけたのは観光。いわき市にレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」と作ろうとする。目玉はフラダンスのステージだったが、ダンサー募集に集まったのは素人の娘たち。ダンス教師として東京からプロのダンサーを呼ぶが、彼女は田舎をバカにして教える気がない。しかし、次第に娘たちの一途さに心を動かされる。
   現在「スパ・リゾート・ハワイアンズ」に改名した元「常磐ハワイアンセンター」誕生実話を映画化。炭鉱の町の危機をフラダンスで救おうとするけなげな女性たちを受け入れなかった炭鉱の男たちが、彼女たちの熱心さに心を開いていくプロセスや、家族のエピソードなど、ひとつひとつに胸が打たれる。ちょっとした一言に涙が溢れてしまうのは、感動の琴線にふれる脚本とキャストの熱演。とりわけ教師演じる松雪、メインダンサーを演じる蒼井優、徳永えり、池津祥子、南海キャンディーズのしずちゃんの体当たりの演技によるところも大きい。実話の中に『ウォーターボーイズ』のひとつのことに打ち込む情熱、『リトル・ダンサー』の子供の成長と親子の愛情などのエッセンスが盛り込まれ、楽しく感動できる作品になった。(斎藤 香)
松雪泰子の気っぷのよさとぐっとくる美しさが個人的には見所 ★★★★★
常磐炭鉱が閉山するような状況に追いつめられていく中、新しい雇用先にと常磐ハワイアンセンターを会社が計画し、その目玉としてのフラガール・ダンサーになるために頑張る炭鉱の娘達の奮闘記と、それを指導する先生の話。この映画の個人的な見所は先生を演じる松雪泰子の気っぷの良さと、この超絶美女のいい感じに老けたところ、それはまさに腐る手前の刺身が一番美味い、というようなぐっとくる美しさではあるが、まあ、それを置いておくと、産業構造が転換していく中での地方の経済的葛藤の厳しさと、それに翻弄される人々の生き様を描いた点が、この映画が多くの人々を惹き付けた理由ではないだろうか。夕張が予算的に破綻したことなども、この映画を鑑賞するうえではタイムリーであった。昔のことではなく、映画で描かれているようなことは現在進行形でもあることに気づかされたからである。
みんな笑顔で働ける、そんな時代つくれるかも知んねー ★★★★★
【苦悩と歓喜】
 約1年ぶりに、このDVDを手に取って、鑑賞した。見えないものが、微かに見えて来た。苦悩と困難を、強い意志と溢れるユーモアで、少しずつ、コツコツと克服してゆく。やがて、その蓄積が、「奇跡」となる。「奇跡」とは、信ずるものではない。「奇跡」とは、逆境の中から、苦しみながら、自らの手で、掴み取るもの。そんな気がした。
【監督の心意気】
 今回、DVD音声の「オーディオ・コメンタリー」を聴かせて頂いた。李相日監督に関して感想を2つ。第1に、蒼井優さん演ずる谷川紀美子が、ダンサーを志願して母親と喧嘩し、自宅の縁側に長時間、正座するシーン。正座で足がしびれる状態になると、どの様に立ち上がったら良いのか、その経験が無いと蒼井優さんが告白したそうです。李監督は、自ら数時間、実際に正座して見せ、しびれた両足で立ち上がり、ヨロヨロと歩く様を実演して見せたそうです。第2に、初めて正装したフラガールたちが、はれて屋外で記念写真を撮るシーン。冬期間の撮影だったそうですが、勿論、彼女たちは、上半身は肌を露出しており、「裸足」の状態で地面を踏み締めています。寒さで萎縮した彼女たちを前に、李監督は、自分も「裸足」になって、率先して撮影に臨んだそうです。監督とは、斯く在るべし!その気概には、敬服の念を禁じ得ません。
2010年2月28日,0時38分
何をしていいかわからない。 ★★★★★
時代が変わって、
今のままじゃ生きられないってことは
みんなもわかってる。
変えたくないけど、変わらなきゃいけない。
でも、何をしていいかわからなくて。

そんなとき、
道を指し示してくれたのがあの人でした。
ベストキャスティング ★★★★☆
主役に蒼井優を起用し、助演に松雪泰子を配し、コメディリリーフ
として南海キャンディーズのしずちゃんをもってくる。
このキャストで映画の成功は約束された。

やりたいドラマがあり、次いでそこにキャストを当てはめる。
それが、作りの王道だろう。それを見事に証明している。

スターシステムでつくるテレビドラマにはもう飽き飽きだ。

この映画の傷は、枯れかけた南国の樹を暖めるストーブを炭住の
人々が集めるシーンだ。単なるアリバイカット、説明カットに
堕している。
どうすればいいのかは、映画監督ではないので分からない
「束縛からの開放」が観る者を元気づける。 ★★★★☆
■概略
昭和40年、世界中で石油の導入が進み、石炭の需要は減り炭鉱の閉鎖が相次ぐ時代。
福島県いわき市にある常盤炭鉱も例外にもれず、閉鎖の危機に瀕していた。
常盤炭鉱の社長は町おこしのために「常盤ハワイセンター」の設立を決定したが、
長年炭鉱とともに生きてきた町の人々は、
笑顔を振りまき女性が裸同然の姿で踊るサービス産業に嫌悪感を隠さずにはいられない。
そんな中、谷川紀美子(蒼井優)は自分を変えるためにダンスをはじめる。

変わりゆく時代と変わることを拒む人々、そして変わろうと努力する人々の実話をもとにした作品。

■感想
実は蒼井優の演技を見るのはこれが初めてで、それまで「なんでこの子がこんなにテレビに出てくるんだろう」なんて思ってましたが、この映画を見て納得しました。

本当に演技が上手い。
東北の田舎娘という役柄に合わせた喋り方、歩き方、あるいは泣き叫び方まで、本当に違和感がありません。
僕の記憶ではちょっと前の邦画は、特に若手の演技の下手さが目立ってとてもじゃないけど見れたものではないという印象があったのですが、この映画はそれを見事に覆してくれました。

そして、脚本もよくできています。

毎日汗まみれ、炭まみれになって穴を掘りつつける炭鉱での暮らし。
この街に暮らす人々の生活は皆、炭鉱を中心に回っています。
しかし、時代は確実に炭鉱の閉鎖へと向かっていて、町は新たな収入減を必要とします。

そこで炭鉱の社長は「ハワイセンター」の設立を計画するわけですが、
おそらく、炭鉱で暮らす人々には「人を喜ばせることが仕事になる」ことなんて、信じられなかったのでしょう。

そこで発生する、炭鉱の人々と事業推進派の人々の摩擦。
この「確実に押し寄せる変革の時代と、その時代に生きる人々の姿」が非常に印象的でした。

■一般的見解
他の方のレビューを見てて気づいたんですが、主演は松雪泰子さんだったんですね(汗
完全に蒼井優の演技に注目してたので、忘れてました・・・

全体的に評価点が2つにわかれています。
1つは、私が書いたような「時代背景」。
もう1つは、「個々のキャラクターの持つ役割と物語」です。
確かに全てのキャラクターに非常に練り込まれたストーリーと役割があり、それもこの映画の醍醐味の一つです。
ただ、全体的に王道というか、ありきたりで予想できちゃうところが多かったのが少し残念かと思いました。

■総括
笑いあり、涙ありの、日本アカデミー賞最優秀作品賞の名にたがわぬ素晴らしい出来です。

しかし残念ながらストーリーが王道すぎるのと、せっかくダンスというノリのいい題材を使っているのにクライマックスがイマイチ盛り上がらなかったので、星を1つ減らしました。