すばらしいライブ
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Queenというバンドを考えると、フレディ・マーキュリーという強烈な個性のおかげで、どうしてもQueen=フレディというイメージがつきまとう。ポール・ロジャースがどうこうというのではなく、フレディ以外が歌ってQueenと言えるのかという想いがあったので、今回の再結成には初め懐疑的だった。
実際に買ってみると、むしろフレディ在籍時のライブ盤より良くないか?と思わせるぐらいの出来だった。 まあ、録音技術等の進歩もあるんだろうけど、ポール・ロジャースの歌唱力・存在感にはビックリした。とても50代後半のステージではないね。
Queen=フレディという公式にこだわらなければ相当楽しめる1枚。
嬉しいポール・ロジャースとの再会
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今年の来日公演のDVDも購入しましたが、私にとって、昨年一番驚かされたのは、このQ+PRの作品の発表でした。あの素晴しい個性のフレディーの代役としてポール・ロジャースの声はうまくフィットするのだろうかと危惧したのですが、完全に杞憂に終わりましたね。ボヘミアン・ラプソディーはさすがに無理ではと思っていましたが、あのような形でカバーするとはまさにアイデアの勝利。
個人的にはQueenよりも前から知っていましたが、この何十年かは(私の不勉強もあって)その声を聴くことが全くなかったポール・ロジャースの衰えを知らない見事なVocalに再び接することができ、すっかり感激しました。本作はフリーとバッド・カンパニー時代の名曲がフィーチャされており、やはり彼にとってはこの2つのバンドの時期が一つの頂点だったのだなと思いを新たにしました(あと、私としてはバッド・カンパニー時代のshooting starも披露してくれれば完璧だったのですが)。
結論として、このQ+PRのプロジェクトは近年稀に見るサプライズであり、かつ大成功に終わった、と断言してよいでしょう。次にどのような展開があるか、楽しみです。
こんなにはまるとは思わなかった!
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行くまでは「フレディじゃないボーカルでどうなるんだろう?」とイマイチ気乗りしていなかったのが、実際行ってみて一変。ポールが唄ったクイーンの曲が聴きたくていてもたってもいられなくなり、DVD, CD両方ゲットしました。ブライアンとロジャーが白羽の矢を立てただけのことはあります>ポール・ロジャース。こんなに巧い人いたんだー、と思いました。こんなシンガーを知るきっかけをくれたブライアンとロジャーに感謝です。
音は機材の関係もあってCDの方がいいですけど、ライブの余韻に浸るにはやはり映像がある方がいいですね。2006年3月に日本公演のDVDも出ますが、それも買うつもりです。
勇気の一枚
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Queenがライブ活動を中止してから早20年。その間世界は変わり僕らを取り巻く環境も立場も変わった。多くの人にとり世間は生きにくい場所になったかもしれない。歩くことを止めて立ち止まってしまった人も多いかもしれない。そんな時に聞こえてきた懐かしいあの音あの声。ポールロジャースという新しいインスピレーションを得てあの二人が帰ってきた。フレディが、ジョンがいない。寂しくないと言ったら嘘になる。
でももうそんなことはどうでもいい。帰ってきた二人の歌に改めて前に進む勇気をもらった人は世界中に数え切れない程いるに違いないのだから。敗者にくれてやる時間はない。フレディもきっと向こうの世界で二人のReturnを喜んでいると確信する。
シビレた!(死語?)
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(昔はレコード盤をQueen/FREE・BadCo./Zepp・・・と言う順で並べていたなぁ。。。)
ある日Queen&P.R.でツアーをする事を聞いた時は腰を抜かすほどビックリ。正直大好きなPRがQueenの楽曲をどれだけ歌いこなせるのか心配だった。
Firmの悪夢(?)が頭をよぎり彼(PR)の評判を落とす結果にならないだろうか?と勝手に心配していたが、結果そんな心配は必要なかった!
最初のReachingOutからすでに涙目でした。
Queenの楽曲も上手くアレンジしてPR節で唄いこなしているし、Free/BadCo.の曲でもロジャーの重いスネアがはまってる。
ブライアン&ロジャーもメチャクチャ楽しそうで、Queen時代は神経質な顔で演奏していたのがウソのようだ。
QueenファンもPRファンも必ず楽しめるはずだ。
個人的にはWishingWellでのPaulの熱唱がハイライトだと思っている。