極秘プロジェクトに参加し、その間の記憶を消して多額の報酬を得ていたコンピューター・エンジニアのマイケル。だが約100億円の報酬を得られるはずの大仕事を終えた彼に残されたのは、意味不明なガラクタだけ。しかもガラクタを送りつけたのは自分自身で、さらに何者かに彼は命を狙われていた。一体なぜ? はたして記憶を失った間に、どんな出来事が彼の身に起きたのだろうか!?
『ブレードランナー』で有名なフィリップ・K・ディックの短編小説の映画化だが、監督が『M:I-2』『フェイス/オフ』のジョン・ウーだけにSF色よりは圧倒的にアクション色の濃い作品となったのがポイント。得意のバイク・チェイスや向かいあって銃を向ける様、ハトの登場など、ウー監督らしい画が炸裂するサスペンス・アクションに仕上がっている。(横森 文)
モノに記憶が反映する
★★★★★
というのが、記憶の再構成のヒントとなっています。
学問の世界、あるいは文芸の世界では、この記憶の再構成がなかなか取り扱いにくいのに対して、フィクションの世界では、こんなに成功しています。
当時ホームページ等で、懸賞付きのクイズがあって、これもまた良くできていました。
SF好きとしてはなかなか
★★★☆☆
アクションはもっと少なめでよかったが、
展開の早さと謎、全体に漂う80年代臭がいいです。
最初、機械の造形や演出技法を見て80年代の映画かと思ったほど。
ベン・アフレックはあまり知らないけれど、これで好きになった。
ヒロインはあまり好みでないが、無難に演じていたと思います。
記憶を消された主人公と予知ネタが好きならお勧めできると思います。
斬新で面白い映画です。
★★★★★
ベン・アフレック、ユマ・サーマンが出演しています。近未来のSF映画です。精神世界を操作する恐ろしい映画で、記憶を消されてしまいます。未来を見る機械を作って、記憶を消された男の話です。斬新で面白い映画なので、見る価値のあり映画だと思います。メッセージ性もあると思います。
ジョン・ウーの取り組んだ初めての近未来アクション。
★★★★☆
「フェイスオフ」では近未来SFだったので一旦は監督を辞退したが、今回は挑戦した。彼にとっても新境地の開拓だ。音声解説を聞いているとあくまでも数年後の未来の設定とのこと。あんまりSFチックになってないところは良いと思います。
近未来でもジャン・ウーテイストは相変わらず。白い鳩、銃撃戦、バイクアクション、銃を向き合わせるシーンなど。彼のトレードマークもしっかり盛り込んであります。悪役もなかなか個性が出ていたり、シュガーカップのふたを鏡に見立てて様子を伺うところなど彼ならではの演出も冴えてます。
あとは好みの問題でしょう。色々あると思います。私はあんまりベン・アフレックが賢く見えないのが難点かな、と思いました。
お薦めです
★★★★☆
細かな設定が気になる人はともかく、全体的には楽しめる作品に仕上がっていると思います。
最初のうちはいろんなの謎に包まれている感じですが、ストーリーが進行するにつれて、次第にそれが明確になってくる。多くの謎のアイテムの使い道も、アイデアが盛り込まれていて面白い。アクション場面もあって、エンディングまで飽きない作品だと思います。
私個人としては幅広い人に楽しめる作品だと思いますよ。