2分じゃラーメンは無理だね。
★★★☆☆
今回のニコは、なんと、2分間先の自分に関する未来が見えるオトコ。
でも、彼女のことは、もう、一年前から見えているなんて不思議な現象も持っているのだけど、そのニコ、なぜか職業はマジシャンかと思えば、あっさり、未来を予知できることを逆手にとって、カジノで一稼ぎして、いかさまと間違えられて逃げる羽目に(マジシャンの仕事はどうすんのよ。)。
それも、ド派手に逃げるのは、ちょうど、映画が一つの盛り上がり時のころ。
それで、結局、あの一年前から出会うことを予見していた彼女と会った途端、FBIからつけねらわれるわ、テロリストからも命を狙われるわの大騒動。
結局、FBIに拉致られて、テレビを見せられれば、なんと彼女が爆弾巻かれて、車いすに座らされてドカン。これが予知する未来の出来事だからさあ大変。結局、FBIを助けることに決めたニコ(私がテロリストだったら、ニコに構わずどかんとやるね。)。
それから、ニコは得意の予知でテロリストに大反撃。
最後は・・・。
でもでも、これもということで大どんでん返し。
この映画、基本的にテロものなんだろうと思うけど、どこの国のテロなのかということもわからないし、なぜ、ニコにとって彼女があんなに大切なのかもわからない。
テロくらいしか脅威がなくなったアメリカの庶民生活にしっくりこさせるためには、やっぱり、テロという題材を使わざるえないのだろうかと余計なことも考えてしまいます。
でも、結構、おもしろい。それに、ちょっとマトリックスっぽいビジュアルもなかなかいけていたと思うので今回、このような評価に相成りました。
特殊なストーリー展開に釘付け
★★★★★
原作者が「マイノリティ・リポート」の原作者だったので、今回も、「マイノリティ・・・」に似た映画にタマホリ監督が仕上げました。
すごく特殊なストーリー展開に釘付けされてします。!!
アクション、ラブロマンス、迫りつつある危機、僕的なは、すごく面白かったです。!!
皆さんもぜひ、この映画を見て楽しんでください。!!
主人公は
★★★★★
常に2分だけ、余裕をもって行動せざるを得ない立場にあります。
そういう特殊な原則があると、自分をしばってしまうものなのです。
苦労を背負い込んでしまうのです。
この気の毒な条件が、いつか本人にとって良いことになるかどうか。
みてのお楽しみです。
「2分先の未来が見える」という設定を壊してはいけない
★★★☆☆
この「NEXT」は、色んな意見がこの映画にはあるようなのですが、個人的に思った事を書きます。
まず、物語の前半部分で主人公は「2分先の未来が見える」という特殊能力を持っているという事を、
観客に念を押すように訴え続けているシーンがあるので、やはり「2分先」という設定は守るべきであると思います。
なぜなら物語が後半になってくると「2分先」という設定が崩れてしまい、観ていてあっけにとられてしまう事がありました。
主人公は「2分先」が見えるという特殊能力とマジシャンならではの華麗な身のこなし方で、
敵を次々とやっつけていく姿は爽快で、観ていて気持ちが良いのですが、設定が壊れてしまったためか、
何でもできすぎてしまっているような気がして、物語に緊張感もさほど無く、メリハリも無い印象でした。
例えば、「2分先」という設定をしっかりと徹底し、
「2分以上のこと、2分以下のことはわからない」という盲点を敵が突くような展開を作り、
敵との心理戦で緊張感が増していくような展開であったら、
もっと盛り上がるような作品となったのではないかなと思います。
クライマックスは、個人的に観客に対しての裏切りみたいな展開で個人的には好きですが、
やはり後半から設定が崩れてしまったのもあって、少し強引な印象を受けてしまいます。
ただ、映像的にはそれなりに見応えはあるので、あれこれ考えずに見れば十分楽しめる作品なのかもしれませんが、
もっと設定を徹底して、物語にメリハリを作ることで、中身が濃くなり、もっと見応えのある映画になるのは間違い無いと思います。
予知能力より身体能力
★★☆☆☆
話の強引さはさておき(他のレビューアーも書いているし)、
2分先しか見えない設定なら、それは守ってくれないと…。
あと、主人公が生き延びられたのは、予知能力より身体能力?
普通の人はだったら先が見えてても災難をよける運動神経が
伴わない気がします。