著者は元高校の先生、生徒たちに、南極の美しさを見せたい一心で、
南極観測隊員となった。その夢はこの写真集で実現した。

雪がのって、まるでふせたUFOのような形の氷山
オーロラのはじまり
月明かり蜃気楼
太陽の両側に見える幻日
まるで天から降らせたレーザー光、光のすじ、ライトピラー
七色に輝く彩雲
大気の屈折でおむすび型になった太陽と月
逆さまのオリオン座
太陽が地平線を出入りする瞬間、一瞬放つみどり色の閃光グリーンフラッシュ

まだまだある。

僕は、もう、南極には行くことがないだろうから、著者には感謝するのみである。