アンティークの「怖さ」
★★★★★
あると便利なもの。
しかし取り扱いを誤ってしまえば
人間の人生を狂わせてしまうもの…
それが「アンティーク」
今回もそのアンティークの怖さを
見事に表現しています。
例えば1章では音にこだわり
音に散っていったもののおはなしがあります。
これはもう、悲劇です。
予兆はあったのに、最終警告は見逃してしまったのですから。
もっとひどいのだと
刻也や咲に迷惑をかけるのもいます。
恐ろしいものです。
本当に。
この作品は一話完結形式です。
なので最近のラノベはやたら続いて
疲れるわ、という人には
文句なしにお勧めです。
イラストに変化
★★★★☆
1巻第1章から話を重ねるごとに面白くなっていきます。
素直に人に勧めることが出来る作品です。
内容についての具体的な評価は、他の方と被るので省きます。
気になったのは、イラストです。1巻から2巻で変化がありました。
大体ポジティブな変化なのですが、刻也だけイラスト全体の変化を超えて、完全に別人です。
少年ぽいルックスから、やたら男前になっています。
ミスとは思えないので、注文があったのでしょう。
個人的には、顔の系統として1巻の方が作品の雰囲気に合っていると思うので、少し残念なところでした。
不思議な品はとっても便利です。でも、使用後の責任は負えませんのであしからず
★★★★★
メイド服、学制服、ネコ耳、ドレスアップ……これらは本巻での咲の変身である。今回はやたらと衣裳に着替える場面が多くてコスプレオンパレード状態。メイド服の挿絵が無いのが激しく残念である。ネコ耳もフードを被っていて見えないが、巻頭カラーで都和子さんにネコ耳を装着してもらうイラストがあって超カワイイ。しかも頑張っているのは絵師さんだけではない。各話とも前巻に比べて格段に良くなっている。不幸な結末ばかりだが、どれも読み応え充分な話だった。自分の欲ばかり優先することがもたらす虚しさと、それでも止まらない、止められない業の深さが招く悲劇である。さらに、ちょっとグロな【第3章】では刻也と咲が大ピンチ!命の危険に見舞われるが、これもまた吊橋効果なのだろうか、咲を助けだそうとする刻也の言動はまるで愛しい人へのものになっている。逆に咲も【第1章】ではヤキモチを妬き、【第2章】では刻也も知らない、ちょっと胸キュンな秘密を大事にしていたことが判明。イイ感じで2人の気持ちが見え隠れするのである。そして前巻に続き【第4章】は2人の淡い恋物語だった。実際にはまだ恋以前なのだが、咲の乙女チックな可愛らしさが全開である。同時にオシャレ関係での咲の世間知らず振りも露呈したが、それより何より前巻で刻也からプレゼントされたペンダントをそんなに大事にしてるなんて「どんだけー」である。ごちそうさま。それにひきかえ変身した咲に気付かない刻也のニブチンさがラヴコメチックにダメ過ぎる。これはもぅ、次巻がヤバいくらい待ち遠しい作品になってしまったようである。
骨董店という特殊な環境が、め新しい
★★★☆☆
内容はそれほどでもないけど絵の雰囲気はとてもアンディークショップって感じまー不思議道具が事件を起こすって感じ
もっと骨董の知識が欲しいところかな
咲っていったい?
★★★★☆
『アンティーク』、年代物の骨董品や古美術品ではなく、幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡など、不思議な力が宿った器物のことである。そんな『アンティーク』を扱う店、「付喪堂骨董店‾FAKE‾」。バイトの咲と刻也もまた、そんなアンティークたちによって、不思議な事件に巻き込まれていく。作曲活動のために、完全なる静寂をもとめた男の運命とは...「静寂」。自分の身代わりになるもうひとりの自分を手に入れたのだが...「自分」、目は口ほどにものをいう。目の記憶に取り付かれた女は....「死目」、アンティークによって、自分の未来を覗いてしまった咲は...「化粧」の4章です。
刻也の持つアンティークについては、1巻で既に触れられていますが、「では、咲は?」という疑問がさらに深くなる第二巻でした。当然、三巻目もあるよね!?と思わせる展開です。次も楽しみです。