簡単だが深いです。伊藤さんの基本的な思いが書かれてる本です。
伊藤さんがコーチングで有名になる前から知っている人にとっては
おなじみの雰囲気の本です。
確かな根拠（臨床心理学、交流分析etc）と伊藤さん個人の哲学で
書かれた、心の健康のためのツールだと私は思います。

折に触れ開いてみる、と、手放せずにいる自分を気づかせてくれる、
手が届くところにおいておきたい本です。

ただし、１２００円は確かに高いかもと思いました。
もっと小さくして、６００円ぐらいならっていう感じです。

　著者のことを初めて知ったのは、コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくるという本だった。まだ日本にコーチングの概念が浸透していない頃のことだったと思う。だから、この本もコーチングをして部下を育て、自分の仕事を手放して新しいことに挑戦するよう促す本だと思いこんで入手して読んだ。

　期待は見事に外れた。コーチングなぞに一言も触れていない。人生を豊かにするために自分の心から様々な執着心を手放すための本だった。鬱の人にも、仕事をバリバリこなす人にも当てはまる人生論だった。良い意味で裏切られた気分だ。

　例えば、「手放す理由：それは『晴れやかで楽しい人生』という目的のために。そして、新しい関わりを創るために」のような人生論が57個記載されている。もちろんもっと長いものが多いが。

　ただこの一言だけでも心に浸みる。

日本のコーチングの第一人者。
彼の著書「３分間コーチング」は、とても実践的で、コーチングのエッセンスを誰にでも使えるようカスタマイズされていた良書だった。
この本は、ちょっと残念。
システマチックな構成の著書が多い彼らしくない、ざっくばらんなエッセイだった。
彼の本のファン、コーチングを勉強している人は、読む必要ない。
本を読みながら、人格形成途上の10代〜20代前半くらいの読者を想定しているように思えた。

とてもシンプルで、あっという間に読めました。不思議とやってみようと思えました。

タイトルはもちろん、サブタイトルの
『なんでもかんでも抱え込んでいるあなたへ』に引きつけられて
購入しました。

成長のスイッチの入れ方
手ばなすためのヒントなどが、とてもわかりやすく、
ユーモアのある文体で紹介されていて、
本を読んでいる、というより著者の独り言を聞いているような感じ。
それに結構はまって、楽しくあっという間に読めてしまいました。

そして、自分はどうなんだろう、と思いっきり振り返れたり、
自分について色々考えたり。

手ばなすものは、何も物だけではなく、
思いや、期待も入るんですね…。

今、成長のスイッチの入れ方を実践中。
まだ1週間ですが、自分が身軽になったような気がします。

試してみる価値、あります！