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羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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巻をますごとにインフレする面白さ ★★★★★
評判を聞いて4巻まで一気に読んでみたが、これは凄い。1巻はお約束がちりばめられ、いかにもライトノベル。でもこれが巻をますごとに異常にかけ離れて行く。
超国家主義、天皇陛下、CIA、プロパガンダ、帝国主義、共産主義、レバレッジバイアウト、ウラン235、金融庁、防衛省、内閣特命大臣、経団連、信用創造、電子マネー、タックスヘイブン、大東亜戦争、こんな単語が次々と出てきて絡んでくる。
これはライトノベルではないと思う。
どうしてライトノベル ★★★★☆
ライトノベルは普段読まないが、これは著者買い。
扱うネタがライトになっているし、丁寧に書いている印象がある。中高生向けにデフォルメもされている。
教則本的な楽しさもあって多分ライトノベルとしての完成度は高いのだろう。
しかしどうしてこの著者がライトノベルに行くのだろうか。
世界征服もとい独立国家樹立の力を ★★★★☆
ハルヒのような女の子がもう少し現実世界との接点を持っていて世界征服もとい独立国建国の第一弾として軍資金を稼ぐ話。その女の子が破天荒に突き進むのに従わされる従兄弟の男の子が主人公。他にはとってもできた美人の幼馴染の女の子と、俺様な狂言回し役の男の子など。

破天荒な女の子のサクセスストーリーです。意外に面白かった。なんか知らんが歯車うまくまわって成功していくお話なので気楽に読めます。主人公の幼馴染がおそろしく物分りが良くて、決まったネタで切れる>仲直りの繰り返しとか、最後のあたりはもうそのネタいいよと思うほど、脊髄反射のように同じネタが繰り返されるのがちょっと辛いところ。とはいえ、文章もこなれているので面白くさくさく読めます。

世界観キャラ説明のための1巻といった感じです。4月には2巻が出る予定なので、待たずに楽しめそうです。
革命部の栄光のために! ★★★★★
スケールが大きすぎて吹き出しそうになりました。
世界を変えるため、高校生たちが新しい国を創ろうとするのです。
ファンタジー世界とか架空世界ではないところが、この作品のすごいところ。

ライトノベルで部活動というとよく分からない活動が多いですが、本作では真面目に進行します。
部活へ行くのではなく、出勤するというのに笑ってしまいました。
1000円だった部費が、あれよあれよという間に何百億円になっていきます。

あとがきで著者は1000兆円単位までスケールアップし、国家同士の外交関係や政治経済軍事にわたる沢山の難局がでてくると書いています。
現実社会で、こんなスケールを目指すライトノベルはあったでしょうか?
建国に向かうのが楽しみです。
勢いはある。強引すぎるほどに ★★☆☆☆
  冒険家の父親と共に世界中を旅して回った経験と、銃を持ったテロリストに素手で勝てる戦闘能力と、会社経営を自在に行う知識や行動力とを併せ持つ『莉音』。

 プログラマーの父を持ち、自身もそれなりのプログラミング能力を持ち、ウェブサイトのデザインから構築までこなし、手に余る仕事は父親の会社に丸投げも可能、その他の様々な雑務をこなし、連日深夜まで続いて休日も皆無という激務を、高校に通いながらこなし続ける『巳継』。

 年商40億の親を持ち、凄まじい美人で、ネットに写真を上げれば大反響、写真集を出せば爆売れ確定、しかもピアノ教室の講師を務めることも出来る『沙織』。

 一人で世界中の国々の企業と交渉してジュースの輸入を行い、国際数学オリンピックで世界唯一の満点を取る金メダリストであり、巳継ですら理解不能なレベルのソフトウェアの仕様書、設計書をたった一人で作成することが出来る『柚』。

 学力日本一という他は今のところ際立った活躍のない『恒太』。


 以上のような天才集団が、開始時点から大企業などへのコネを持っているというチート状態で、物語は始まります。
 ちなみにその天才集団は、莉音の言うことに逆らいませんし(逆らっても殴られて言うことをきかされます)、無給・無休で働きます。
 あとは目的である国家設立に向け、成功に次ぐ成功で着々と資金を増やしていくわけですが、まぁ、既に述べた通り異常な程の好条件が揃っているので特に感慨深さはありません。
 最初から最後まで成功し続け、そして、突然終わります。
 続刊が予定されているらしいので一安心ですが、読み終わった時はあまりの唐突さに驚きました。
 ラブコメ要素も入ってますが、今巻では同じパターンのやり取りを延々と繰り返すだけですね。

 個人的にはあまり好きな作品ではなかったです。