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雷撃☆SSガール (講談社BOX)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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世界征服を一冊に ★★★★★
「羽月莉音の帝国」で知って、こちらも読んでみました。面白かった!
世界征服を一冊でまとめる無茶ぶりが好感を持てます。
脚色を限界まで省いて、スピーディーな展開に集中している印象です。
最終兵器がああなるとは予想外でした。
宇宙にはロマンがありますね。
ぺらい ★★☆☆☆
萌え系キャラを適当に並べてビジネス小説っぽくしただけ、という印象しか受けない。
バックボーンの解説が全くないので、ラストにしか犯人が登場しない推理小説、
もしくは突然新ルールが登場して主人公が勝利するカードバトル漫画のような
薄っぺらい内容。
まさしく、内容がないよう。
世界征服を目標としているが、その方法も強引すぎ。
現実的な方法からかけ離れすぎていて、脱力してしまう。
脱力したい人にお勧めかな。
速い! 熱い! 面白い! でも…… ★★★☆☆

 本作はライトノベルというよりも、ハルヒ風経済小説である。
平凡なDM会社経営者・ジンのもとに、ある日突然、超常の頭脳を持つ美少女・リンが現れる。
彼女は奇想天外の事業案を次々と提案、瞬く間にジンの会社を世界的な投資ファンドにまで育て上げ、
SS=世界征服(Sekai Seihuku)へと歩みを進める。

 驚くべきは、これがたった三百ページの分量の中に詰め込まれていることである。
少しでも気を抜けば、それこそ雷撃のような物語の展開に取り残されてしまう。
物語に引き込まれるというよりは、リンに引きずり回されるようにして、一気に読んでしまう、読まされてしまう。
それだけの力がある作品だ。

 ライトノベルとしてはまさに不世出、作者が豪語するように、「世界でこれをかけるのは至道流星だけ」の作品である。
前半までなら、星四つ、五つの価値は間違いなくあるだろう。

 ただ、残念ながら、後半の内容はリンの頭脳を作者がもてあましている部分が目立った。
作者は経営者だそうだが、確かに前半の、数十億程度の会社の描写は実感に基づいており、非常にクリアリーである。
しかし後半、世界規模の話になると、社会科学や人文科学の知識に関してあらが目立った。
リンはスミスやマルクスといった社会科学、孟子やソクラテスなどの古典に通じ、一字一句を暗記しているという設定であるが、
にもかかわらず、彼女の語る経済学や哲学の議論は誤りだらけである。

 信用創造に限っても、20世紀初頭に行われたアーヴィング・フィッシャーやフリードリッヒ・ハイエクの議論を踏襲しておらず、
経済知識が19世紀以前で止まっている。
本人はマルキストではないというが、信用創造によって作られた富を管理しなければ「世界が崩壊する」というのは、
そのままマルクスの議論であって、マルクスを一字一句暗記しているとは思えない。
ニーチェや人生哲学について語っているシーンに至っては、あまりに俗っぽく、浅薄である。等々。

 しかしこれらは知識の問題であって、作者が作品を書いていく中で、いくらでも勉強できる事柄である。
作者のこれからの活躍に期待したい。
経験と知識に裏打ちされた力業 ★★★★★
ビジネス書評で話題になっていたので手に取ってみた。まさか、本当に目的が世界征服とは。
だって現実世界のお話だよ?主人公達はしがない零細企業だよ?
それがどうすれば世界征服に結びつくんだ。
哲学がある。大人から子供まで読めるライトノベル風味の経済小説。ビジネス書でもいい。
わくわくするような、ライトノベル形式の経済小説 ★★★★★
ヒロインは、登場した瞬間から、某有名なライトノベルのキャラクターそのままです。
その他の登場人物も、驚くほどに昨今の流行に沿ったステレオタイプばかりで、
笑ってしまいそうになります。

ですから、小池一夫風に「エンターテインメントはキャラで決まる!」というキャラクター原論的に言えば、造型されたキャラクターは、手垢がつきすぎたタイプばかりが登場するために、つまらないと感じる人もいるかもしれません。しかし、ストーリー重視派からすれば、抜群に面白い小説です。ページをめくる手がとまりませんでした。

資本主義のシステムと虚構、お金を儲けるとはどういうことなのかについて、これ一冊を読めば、下手なビジネス書を読むよりもよっぽど理解できます。著者がよほど、ビジネスの本質について咀嚼されているのでしょう。頭のいい方の本を読むと、自分も頭の中がスッキリしたように感じますが、まさにそれ。

また、先程「手垢の付いた」と書きましたが、どの登場人物もキャラがこなれているので、それぞれ魅力的です。

この人の次の作品を読むのが、今から楽しみ。
間違いなく、読んで損はしません。