TAKEさんのこえには、少しばかりの哀愁があり、それがメロの良さを引き立てているように思えます。これは男だからこそ感ずるところなんですが、詞の行間に表れる男心の“情けなさ”がその甘さの下に隠れているんです。表現としての、男の影の部分です。SOSの曲がロマンチックなのは、詞も含めて実は彼の、そんな持って生まれた悲哀の要素が下地にあるからだと思っています。
作品としても、きれいな統一感を覚えます。どの曲もSOSらしいトワイライト感に溢れて贅沢な感じですね。勿論作品自体もベスト作という意味で贅沢なのですが、それより、この作品自体をオーディオから流していると、ゴージャスな気持ちになれるんです。黄昏の陽の光のゴールドさがそのまま音になったよう。
Nice’n Slow Jamのリリース後、曲の傾向がそれまでとは違うものになってきたように感じる。
きっと彼らはまた新たな時代に突入したのだろう。本当に魅力的な三人組だと思う。
ところどころ入っているVoiceがまた良くて、
まるでラジオを聴いているかのような
流れる感覚がとても素敵なアルバムです。
昔の曲のアレンジVer.は、私はこっちを先に聴いたので、
原曲を聴いた時、え!?と思えるくらい全然違っていて、
アレンジのうまさに脱帽でした。
原曲もすごく好きなんですが、また違った良さを
生み出すのって凄いですよね。
ちなみに家の親は演歌しか聴かず、車で私のCDをかけると、
うるさい、と言ってすぐ消すぐらいなんですが、
これを家族旅行の車の中でかけていたら
「これ誰?」と聞いて、消さずにずっと聴いていました。
もちろん名前は、長過ぎて覚えきれていませんでしたが、、、、