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小さな家―1923

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 集文社
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モダニズム建築の見た目ではない真髄を知ろう ★★★★★
「小さな家」は小さく設計した家ではない。
生活するに必要十分な設計を極めた結果小さくなったのだ。
モダニズム建築の見た目ではない真髄を知ろう。
小さな家by ル・コルビュジェ 絵本のような本 ★★★★★
ル・コルビュジェの近代建築5つの法則を考えた原点がこのご両親のために建てた、スイスのレマン湖のほとりにたたずむちいさな家だ。屋上庭園・ピロティーなど
ポケットに本書を入れて、この家を探し歩いた ★★★★★
小冊子と呼んでも差し支えないほどのページで、手に取ったときにしっくりする大きさの可愛らしい本です。多くのデッサンや写真、本文のレイアウトまでコルビュジエの原本が忠実に再現され、どうしても採用できなかったというカバーデザインと本の扉も縮小版で紹介されています。丁寧に愛情持って制作されたことが伝わってくる翻訳書で、本の内容と同じようにとても愛着が持てます。

本書の家は、コルビュジエがまだ巨匠としての地位を確立する以前の30代半ばに、長年寒い高地で働き続けた両親を隠居させるために建てたものです。地下の機械室とロフトの客室を除いて仕切りの無い平屋ということや、ヒューマン・スケールに基づいた寸法に、既にバリアフリーの発想が見られると感じます。
この亜鉛引き鉄板に覆われた直方体は、当時異様な住宅の印象を与えたようですが、モダニズム建築にありがちな冷たさは感じられません。プランを十分に机上検討してから「ポケットに図面を入れて、長い間探し歩いた」という敷地も、レマン湖の照返しやリューマチへの影響から、当時は宅地不適当とされていた場所です。科学的根拠に基いて従来の常識を覆したところこそ、モダニストの面目躍如ではないでしょうか。
ついに本格的な自邸を設計しなかったコルビュジエですが、本書の中で30年後に回顧するこの小さな家には、このような理由で特別な愛着を持っていたと考えられます。湖面の干満によって建物にクラックが入ったという不具合についても、「住宅もまた百日咳にかかる」といった調子の表現です。

私はスイスを訪れた際、この本の記述だけを頼りに、実際にこの家を訪れてみました。80年以上経った今でもまったく古びておらず、本に描かれてあるとおりの素敵な空間が現存しています。私のように少ない情報で苦労しないために、、、水曜日にネスレ本社のある駅で降り、少し離れた観光案内所に出向くことです。
タイトル通り、小さいけれども、豊かな家です ★★★★★
タイトルにある「小さな家」とは、コルビュジェが年老いた両親のために、レマン湖畔に建てた60㎡の家のことで、コルビュジェが、自身の文章・デッサンとコルビュジェが指示して撮影した写真でその家について解説した本です。
コルビュジェの住宅に対する考え方といえば「住む機械」という有名な言葉があるように、この家も小さいだけでなく、最小限の実用性を考えた非常に簡素なものです。ただ、物質的には簡素だけれども、精神的には豊かに生活するための様々な工夫がされており、ページをめくるたび、「ああ、きっと、ここでは豊かな生活がされたんだろうなあ」と思わされ、何度読んでも見飽きない本になっています。
ただ、建築家が、住宅を作る際の考え方を知るには素晴らしい本ですが、いわゆる建築本として購入されるとがっかりされるかも分らない点は注意がいると思います。
広がる世界はとても大きい。 ★★★★★
1923年、ル・コルビュジェは、スイス・レマン湖畔に、年老いた両親の為に、小さな(18坪)の家を建てました。

この本は、ル・コルビュシュ自身が、その家について、その立地環境から、建物をとりまく外壁の意味、素材、そして、家自体の構造、デザイン、動線まで、こと細かく、写真(幾分古いけれど)や、彼自筆のデッサン画を交えて、丁寧に説明してくれています。

ほんとうに小さな家だけれど、居間、浴室、洗面所などドアのない連続した空間。家全体を回遊できる設計。屋上は50センチの土を入れたエコ住宅。建物の南側に連続してとられた長い窓。・・・ 見るべきところも多いのですが、なんといっても素敵なのは、写真と、文章だけなのですが、そこから、暮らしの中の小さなドラマのシーンが見えてく!るというようなところでしょう。
ここで誰かとおしゃべりしていたり、ここから外の風景をみていたり、あそこに座ってお茶を飲んでみたくなったり・・・ 
それこそ、封筒サイズで、100ページ足らずの薄い本(家)から、広がる世界はとても大きい。と、思います。