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絵本 極楽

価格: ¥1,575
カテゴリ: 大型本
ブランド: 風濤社
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美しく可憐な ほとけ様たち ★★★★★
“極楽”という世界が、緻密に美しく、でも、
どこかしら とても親しみやすいタッチで描かれています。
華やかだけど 落ち着いた色彩も とても素敵。
個人的なお気に入りは、小〜さく描かれた なんとも可憐で 可愛らしい ほとけ様たち。
細部まで じっくり見れば見るほど 楽しめます。

ストーリーも、「へぇ〜そうなんだぁ」と関心しながらも 軽く読めます。

よくイメージされる 『極楽=死後の世界』 という視点ではなく、
『そこから出発し、見守ってくれている場所 = “ふるさと” = 極楽』
と言った存在になっており、
極楽の王様? “アミターユス・アミターバ” の言葉に、
“生きてゆくこと”への大きなベクトルと、“後ろ盾”のような大きな安心感を感じました。

子供からお年寄りまで楽しめる絵本だと思います。
極楽行きたいか? ★★★★★
A:「極楽ってどんなところなの?」
B「えーっと・・・いいところ・・・」
A:「もし死んだら、極楽に行きたい?」
B:「そりゃ・・・地獄へ行くよりは・・・でも行きたいか?と改めて聞かれるとよくわからん」

こんな人が結構多いんではないかと想像している(自分ももちろんそうなんだけど)

「そんな悪いことすると地獄へ落ちるぞー!閻魔様にベロ抜かれるぞー!」と脅され育ってきた大人には地獄は結構想像しやすいのだけど、極楽がいまいちピンと来ないのではないか?

極楽のとっかかりにはいい本だと思う。
当然この絵本だけでは極楽の全容は想像もつかないのだけども、これを読んで極楽に対する疑問が何個か生まれたってだけでこの本は成功していると思う。