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クロノ×セクス×コンプレックス〈2〉 (電撃文庫)

価格: ¥641
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
Amazon.co.jpで確認
話に深みがでてきた ★★★★★
1巻と比べて2巻は男の登場人物が増え、やや複雑なタイムリープをします。

この巻の特徴としては、ミムラの視点とバーニーの視点からそれぞれ物語が描かれていることです。
同じ物語を違う視点からで見ている上に、タイムリープするせいで時系列がバラバラ。なので前半を読んだだけだと話が理解出来ません。
後半に行くにつれて、よく分からなかった物語の真相がポツリポツリと明らかになっていきます。
「あぁ、この謎の行動はそういう事か!」と判明していくのがなんとも楽しいです。
125ページのタイムテーブルの絵を自分で埋めながら読むと分かり易いかもしれません(この挿し絵が有って良かった)。

伏線もかなり張られてるし、終わり方も気になり過ぎるので、次巻が早く読みたいです。期待!
媚を売るような描写は止めにしてもらいたい ★★★☆☆
時間を飛び回り、事件の全容がじわじわと見えてくる展開は、まあ面白いと言えなくもない。
難しいストーリーをなんとか上手くまとめた印象がある。
ただ、ミムラのキャラクターに関して、異常なまでに読者に媚を売るような描写が目に付く。
性転換モノにありがちな、思春期男子における女性への興味とか、
女性になりきれないが上の無防備さとかをもってして、ミムラをどんどん安売りしている気がする。
女性作者が、ガキはこういうのを読んだらハァハァ言って喜ぶんだろ?と狙っているように見える。
傑作の部類 ★★★★★
 2巻では、1巻では存在が示されただけに等しかったクロックバードの男子学生が登場する。TSものなので当然当たり前のボーイ・ミーツ・ガールとはならないわけだが、それぞれの視点から描写されているために、細かい感情の動きまでわかって実に面白い。

 しかしそれ以上に印象に残ったのが、今回の物語の複雑さだ。
 ミムラ、そして相手の男子がお互いに自分のトラブルを抱え、それぞれ進行していく。タイムリープものでもあるので、これが全く一筋縄では行かない。事態の全てを把握した後、何がどうなっていたか確認のために読み直したくなる人も多いのではないだろうか。
 複雑だが決してわかりにくいわけではなく、これが実に面白い。
 次回への強力な引きも用意されていて、いやが上にも次巻への興味が高まるのも上手い。
 単純にTSものとしての評価も、心理描写の丁寧さからお勧め度はかなり高い。

 何にせよ1巻を楽しめた人ならば2巻を買わない手はない。かなりな確率で、1巻よりさらに大きな満足を得られることだろう。

 なお、事情によってイラストレーターが1巻から変更となっているが、表紙を見てもわかるように、可愛さよりも格好良さを感じる絵柄となっている。
 これは、少なくとも今回の話・キャラクターには実に合っていると思う。
朔太郎おまえなぁ ★★★☆☆
絵師が変わったのは仕方ないとして、
今回は、かなり突っ込みどころ満載である。

クロックバード魔法学校は、一般世界から隔離されたところにあり、
優秀な生徒を受け入れていると思うのだが、
アレクサンドラがルーシーを愛でているのがわからない。
あそこまで、頭が良いと、ルーシーの素性ぐらいは知っていてもいいはずなんだが。

あと、朔太郎の行動は納得いかない。
バーニーは三週間も放置させられたわけだし、
おかげで悲惨なことになってしまったわけですけどね。

これ、次巻で回収されないとその次はないなぁ。
主役と時間が複雑にからみ合い入れ替わる ★★★★☆
前巻から間があいて、イラスト担当とタイトルデザインを一新して刊行された。

今回は、主人公であるはずのミムラが物語の前半のみ、主人公として動き
後半は、新登場である男子のバーニーの視点で進行する。

今回も複雑に入り組んだ時間軸を主体として進行する。
前巻からの登場人物もほぼ出演しており、文章や表現も、唐突な展開が多かった前巻に比べて丁寧になり良くなってきている。

オリンピアの屈折した性癖や、徐々に女の子化しつつあるミムラなど見所は多い。
次巻へのヒキも良かった。