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キノの旅〈3〉the Beautiful World (電撃文庫)

価格: ¥515
カテゴリ: 文庫
ブランド: メディアワークス
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実は人間批判がけっこうあるんだ。 ★★★★★
ラノベだけれども、
読ませるチカラはものすごいです。
決してギャグとかラブコメではないのに。

そして行く国には
遠まわしな人間批判が含まれているのがあったり。
特に「同じ顔の国」はクローンと虐待に関する批判。
まぁ、虐待のほうはこのままのペースで行くと
本当、この作品のようなことが
フィクションではなくノンフィクションになりそうな予感です。
クローンではないほうの事柄がね。

それと間のお話は
どこか人間の悲しさを
表現しています。
そう、人間に似せた機械人形なんかは…

人間ってなんだろうなぁ、と思わせてくれる1冊です。
旅のお話 ★★★★★
切ないような、独特の空気感。心臓が静かになっていく。
哀愁とはこの感情か。

キノは、ちょっと上から見ている感じがする。
キノは決して中にはいない。そして中の人たちの
愚かな姿を見て、そんなもんだよみたいな事をいう。
キノ自身はおかしな事はしない。ただ、けっして馬鹿にした
様子ではなく、ただありのままをクールに受け入れる感じ。
ああしたほうがとか、こうしたほうがとか口出しもしない。
勉強してるのかな?中に居ると分からない、人が陥りがちな
落とし穴を、ちょっと距離を置いたところから観察して。
旅人をするってそういう事なのかな。
『いろいろ』な世界 ★★★★☆
キノと、エルメスが旅をする世界には『いろいろ』が多くある。
国、人、概念、価値観、思想、信仰、崇拝、美意識・・・
それぞれが、ひとつに集まって国を作り、自分達の良いと信じるままに、国を発展させていく・・・
 外から見ればそれはエゴイズムだが、内の人にはそれは伝わらない。

今、自分達の暮らす世界の問題にも、つながっているお話だと思います。
いいですね ★★★★★
 あいかわらず「キノの旅」はいい世界観出してます。キノとエルメスの人間らしくない(エルメスはモトラドか・・・)スタンスが物語を詩的にしています。

 話し一つ一つに色々な伏線があるし、しっかりした教訓や悲しさがあります。作者が見た世の中を「キノの旅」という話を通して知ることが出来ます。そして、そこに善悪をつけていないのがこの話の優れたところでしょう。
 あと黒星紅白さんのイラストも綺麗で良いです。

ハイ!チーズ! ★★★★★
わたしのレビュー、本を読んだ後に読んでいただけると、ちょっと嬉しいです。さぁて今回の「キノ」は、
・「愛と平和の国」知らぬが仏
・「城壁のない国」依存性の恐怖。こわいこわい
・「説得力」この師にして、あの弟子あり
・「同じ顔の国」右も左も同じ顔
・「機械人形の話」結局のところ、アンドロイドは要らないってことだ

・「差別を許さない国」環境は人をこうも変えるのか
・「終わってしまった国」それはそれでよかったんじゃない?
・「雲の中で」無知故の悲劇だけど、本人達は知らずに死んでいくんだなぁ