昔々、青春時代に聴いた「日本」のパンク・ロックです。劇中で聴いていた時は気にならなかったのですが、CDで聴くと妙に走っているバックとヴォーカルの微妙なズレが「下手さ」加減を「巧く」再現しています。でも、やっぱり燃えますよね！あの頃の日本パンク・シーンを懐かしく思い出します。

いまさらですがちょっと。

「ニューヨクマラソン」この歌が流れ出すと今でもやっぱりそわそわします。
最初は何言ってるのかわからねえよ狙いすぎだろう！と思っていましたが映画を観れば、劇中で宮崎さんが言われていた「インディーズでも無理だろう」というのもオチもわかり、成る程ねと。

サントラの方は、劇中ほぼ総ての曲がそれぞれの方向でアナーキーすぎるのもご愛嬌。

でも主題歌である本曲は圧倒的に存在感がありすぎです。劇中映像もいいです。

正に基本に忠実なパンクです。王道パンク。だってアレじゃんなどというのは無粋ですよ。

今のこの時代にサントラとはいえメジャーレーベルから発売され日本中のどの子の手にも届くというのが凄いことではないですか。

テレビのバラエティなんかでワンコーナーのＢＧＭとしてしょぼい音であの頃のピストルズとかが流れていると背中を丸めたくなるほど寂びしくなりますが、この音はまだ誰にも支配されないという絶叫に聞こえて力が漲る感じになるんですよね。
「風」であるかもしれませんが、好きな人が作ってるんだなというのが分かって熱くなれるそんな一枚です。

どう聴いてもこの一般ウケしないこの音は、ここ最近日本によく"蔓延しているパンク"より比にもならないくらいパンクだ
むしろ蔓延してるパンクのほうがパンクにみえない
まず、下手くそで汚くて臭くてそれでも光る何かがある
それがパンク

峯田さんが何歌ってるかわからない?
クリアな音?

パンクにそんなこと期待するなバーカ

PVはリアルパンクスは必見です
映画館では一部流れましたが、その時あたしはコブシ挙げて声上げたくなったのは確か

やっぱいいですね。パンク
峯田さんが歌ってるってとこもさらに良い！
やっぱ好きです！パンク

シングルカットする、必要があったのか?というのが、正直な感想です。#1も#2もそれぞれ魅力的ですが、銀杏のファンとしては拍子抜けするかもしれません。映画のサントラとして聴いた方が良いと思います。