やっと出た!
★★★★☆
昔、といっても多分20年くらい前になるが、この映画をレンタル・ビデオで観たことがある。
ブルーレイはもちろんDVDもまだなく、VHSが普及し出して間もなく、お茶の間でレンタルビデオの映画を観ることがようやっと定着した頃の話だ。
この映画「惑星アドベンチャー」はその頃に、どこのメーカーだったかは忘れたが、一度だけVHSでリリースされたことがある。どういうわけだか日本語字幕ではなく吹替え版で、しかも意味不明の主題歌入りだった。
現在レンタル業界では蔦屋などの大店舗が幅を利かせ、またDVDに押されてVHSが殆ど消滅してしまっているので、もし所有している方がいるなら、それは幻(?)の一本になっていると思う。本作の国内版ソフトのリリースは(私の記憶に間違いがなければ)その時一度きりなので、マニアの中には、そのソフトを今でも大事に保管している方がおられるかも知れない(私自身ももう一度観てみたい)。
今回リリースされたDVDはもちろんオリジナル音声、日本語字幕である。
マニアの中で本作を知らない人は、よもやいないだろうが、国内版のリリースは(DVDとしては)初めてのことなので、廃盤にならない内にゲットしておくことをお奨めする。
かくいう筆者も、国内版がいつまで経ってもリリースされないので、アメリカのアマゾンで輸入版を購入することを検討していたほどだ(輸入版だと、商品自体は10ドルもしない)。
SF映画史上に残る傑作、というほどではないけれども、なかなかに好感の持てる佳作には違いない。
同系列の作品では、「宇宙戦艦ヤマト」に出て来るガミラス星の元ネタにもなった「宇宙水爆戦」や「宇宙船の襲来」などが、やはりVHSで一度リリースされたきりで、残念ながらDVD化はされていない。
このシリーズでリリースしてくれたら嬉しいのだが・・・。
映像も内容も二重丸!
★★★★★
とても素晴しい作品でした。
内容が非常に面白かった。
映像も当時の作品とは思えない程、綺麗。
特典に予告編までついてこの安さ?!
メーカーさんに感謝。
文句を言う人はバチが当たると思います。
侵略SFの古典
★★★★☆
内容☆☆☆☆:DVDクオリティ☆。SF・モンスター分野の映画史を扱った書籍では必ずと言っていいほど言及のある侵略SF映画。ミソは「盗まれた町」的な家族隣人が侵略者に変わっていく恐怖は前半でまとめ、後半は火星人側の破壊工作VS米軍の円盤破壊作戦がメインとなる戦争映画的展開だろう。おそらく実物の戦車が大量に登場するあたりは当時としては迫力があるが、全体に演出が散漫なので損をしている。ひとひねりしてあるとは言え、オチは反則気味。映像面ではパブリックドメインのマスターなのか、劣化したビデオテープレベルなので購入の際はご注意。