40年の時を経て、ついに鑑賞。
★★★☆☆
子供の頃から怪獣図鑑などでその存在を知ってはいたものの、
その登場作品を見る機会には恵まれませんでした。
そしてついに40余年の時を経て、このDVDにより
ようやく、ようやく本作を拝見することが出きました。(感涙)
古い時代の映画なので、大きな期待は持っていませんでしたが
それでも最後まで飽きずに鑑賞することが出来ました。
私らの世代では顔なじみの
P・グレーブスとリー・バン・クリーフが主演していて
正義の側であるP・グレーブスが金星ガニに洗脳された人間を
容赦無くバンバン撃ち殺して行く展開もなかなかハードで、
金星ガニが死んだら正気に戻るんでしょ?という私の甘い予想を見事に裏切ってくれました。
あと、お名前は存じませんが
「グレムリン」で日本車に苦言を呈していたオジサンが
兵隊の隊長役で出演しているのことに気が付きました。
画質はあまり良くありません。
本作はDVD化に当たりレストアなどの作業はされていないようで
痛んだ古いフィルムをそのまま使用してマスターを起こしているようです。
古くても、きれいにレストアされた映画の画質に慣れてしまった目には
フィルムの傷などが多少目障りに映るかもしれません。
ただし、この程度の傷なら逆に古い映画の雰囲気を醸し出しており、
これはこれで持ち味になっているのではないかという気がしました。
作品としても魅力があります。
★★★★☆
他の方のレビューでもわかりますが、この作品に興味のある方の大半がドライズデルの金星ガニだけが目当てと思われます。確かにそれ以外は低予算映画と割り切ってもいいかもしれませんが、作品としてもちょっと魅力があるので紹介しておきます。
この手の「異星人が Control Device を人間に植え込んで操る」侵略手法ではたいてい、植え込まれた組織を破壊するか大本のコントロール装置を破壊すれば元に戻ることになっていますが、この作品にそういう救いはありません。
デバイスを植え込まれた人々は別にゾンビやロボットみたいになるわけではなく、コントロールされている以外は普通に行動します。普通の表情のままで近しい人々を殺していきます。
「見てしまったね・・・」
とか言いながら。
一方、主人公のフェルプス君・・・もといピーター・グレイブス演じる科学者は叫びます。
「(デバイスがどうだろうと)僕にとって彼らはもはや敵だ。君がそうした。敵は殺す・・・・・・・たとえ自分の妻であってもだ!」
そして「敵である以外は普通」の人々を容赦なく射殺していきます。
当時の「赤化」の恐怖がどのようなものであったかを垣間見る思いですが、主要登場人物のほとんどがその中で命を落とす容赦のなさがこの低予算映画に独特の魅力を与えている、と言ったら言い過ぎでしょうか。
・・・・・・・・・でもリー・ヴァン・クリーフは科学者って感じじゃないね。
コレはビックリ
★★★★★
知らない間にDVD化されておりビックリ!にっかつ版のVHSを所有しているが、勿論コレも買い!大頭人やプルトニウム人間も発売してほしい〜!
き、金星ガニや!!(笑)
★★★★★
いやあ、ホンマに嬉しいですねえ!あの「金星ガニ」がDVD化されるとは!!かつて、日活かどこかでビデオソフトになるものの(LDになったのかどうかは知りませんが)現在は、当然、廃版で入手できるものではなく、この喜びは、昔々に怪獣とか怪物とか妖怪が大好きだった子供時代を送った大人というかオッサンでないとわからないと思います(笑)従兄のニイチャンに見せてもらった「少年マガジン」(やったと思います(笑))のグラビアに載っていた「金星ガニ」を「金星のカニの怪獣や・・・。」と心の中で思いながら嬉しそうに眺めてた僕自身が懐かしいです(笑)
近年のCGだけに頼った作品よりは印象に残る作品
★★★★☆
確かに突っ込みどころは盛沢山ですが、結構物語りはまともで、近年のCGだけに頼った作品よりは印象に残るものがあります。結局、この時代は低予算でも映画作りにはある程度情熱を持って作られた感じはし、奇妙な魅力も感じました。