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中村邦夫―「幸之助神話」を壊した男 (日経ビジネス人文庫)

価格: ¥750
カテゴリ: 文庫
ブランド: 日本経済新聞社
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松下幸之助の呪縛,後継者の苦悩を窺い知る! ★★★★★
 松下電器の「V字回復」の実話をまとめた書籍で最もリアリティーのある一冊,実に生々しい,そして泥臭さのにじみ出た話がてんこ盛りである.読んでいてハラハラドキドキといったところである.

 幸之助が亡くなり,漠然とした創設者神話の呪縛が残る中で衰退の方向に向かっていた松下電器を復活させた中村邦夫という人が,如何に並外れた経営者であったかは,会社の業績回復が示すとおりである(2009年はちょっと例外的ですが).

 壊れかけた会社を立ち直らせるには血を流す苦しみなくして,
  その成果は得られないということ! 世の中は厳しい....

 この書籍から,その血を流すような苦しみが痛いほどわかったような気がする.
  苦しみを選択してでも松下電器という巨人を復活させた中村邦夫,
   大した男である!

 また偉大すぎる創業者は,ときに後継者にとって大きな荷を背負わす.
  会社30年説を理解するに十分な松下電器の歴史が記されている.
松下再生のキセキ ★★★★★
 この本は、松下関係者や業績不振に悩んでいる経営者はもちろんのこと、
これから各企業でリーダを目指そうを思っている方には是非読んでいただきたい。
 中村社長による松下グループ再生の歩みについて、赤裸々に詳細が書
かれている。具体的な事実やインタビューに基づいて文章が分かり易く
構成されており、非常に読みやすい。

 創業者・松下幸之助氏と松下家の呪縛から、いかにして解き放たれ、
V字回復を実現させてきたか、その軌跡が良くわかる。
 また、中村社長の経歴や社長に就任したタイミングにも、運命的なも
のを感じる。海外滞在期間に養った経営センスや「外から」松下グルー
プを見ることが出来た経験が、今回の改革の土台を築いたのであろう。
また、改革のタイミングがもっと早かったら、松下家や社内の反発が強
く、受け入れられなかったであろう。

 平成18年6月の株主総会をもって、中村氏は代表取締役会長となり、
大坪新社長体制に替わる予定であるが、中村氏が築いた新生Panasonicは、
今後も進化し続けることであろう。
圧倒的な情報量 ★★★★★
 日経新聞のベテラン記者の方の著作だという。
タイトルの中村社長についての情報はもちろん、松下電器
という会社について、さらには松下幸之助氏のついて、
日本的経営手法、とりわけ組織論についてもたくさんの情報
が詰め込まれている。

 新聞社らしく、様々なエピソードを生き生きと紹介しており
どんどんのめりこめる。

 章立てに関係なく、何を得たいかという読書目的も忘れて
1ページ1ページ活字を追ってゆくという読書になりました。

「中村社長」論としては、氏がまだまだ現役であることもある
のか、描ききれていないと思いました。

 とにかく、情報量が多くて、内容も豊富で、楽しめました。

読者をも元気にする本 ★★★★★
松下電器が元気になってきている。業界でも、「中村社長の改革は本物だ。管理職がどんどん若返っている・・・」という風評を耳にする。 本著を読みその改革の内容がよくわかった。 松下幸之助による会社創業の時代から戦後の産業史も概観できる。「幸之助は偉大な経営者だった。30年前の山下社長の時代から松下電器の改革は始まっていたのだ。」と本著は説く。松下電器社長中村邦夫の新しい事業戦略は「マネシタ電器の否定」だという。本著は 平易な語り口でわかりやすくその戦略を教えてくれる。 
「まだまだ日本も没落しない。(やるべきことをしっかりやってくれる経営者がさらに出現しなければならないが・・・)」と安心感をもあたえてくれる。読者をも元気にする本。