救われました。「お嫁さん」にお勧めです。
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この本を読んで、号泣してしまいました。
分かってくれる人がここにいた!という安ど感でした。
ドライで冷静でいるつもりでも、こんなふうに何かが溜まっていたんだなと
自分で自分にびっくりしました。
本書で、著者は実母・義母を15年間介護した経験から、
そして現在のデイサービスセンター施設長というお立場から、
極めて現実的な介護生活の心構えを提供しています。
親の介護が始まると、親子関係・嫁姑関係・きょうだい関係などで
長年わだかまっていたものが噴出したりします。
介護の苦しみの多くは、身体介護や食事介助そのものよりも、
そういった「人間関係」だったりします。
その人間関係のさばき方、割り切り方がとても参考になります。
世間の目など気にしなくていい、自分で自分を守らねばと、頭でわかっていても、
親に尽くして当たり前、嫁が面倒を見て当たり前という視線にさらされると
誰にもわかってもらえない、その孤立感から、「自分が悪いのだ」という
罪悪感がわきあがってきたり、何もかも投げ出したくなったりしていました。
この本のおかげで、誰か一人が犠牲になることなく、家族みんながちょっとずつ負担して、
穏やかな家族関係を続けていける介護を目指そうと、改めて思えました。
著者には、この本を世に出していただいて、ありがとうございます、と申し上げたいです。
読みやすい
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介護度5重度認知症在宅介護しています。
つくづく限界を感じます。疲れます。
ちょっとでも楽になりたいと思い、この本を手にしました。
すきま時間でもぱらぱらと読みやすいです。
まんがも癒されます。
介護者の気持ちをほぐしてくれる。
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がんばりすぎて体調を悪化させた身としては反省することが多々あります。肉体的疲労やストレスで病んだとき、それを癒してくれるでしょう。内容も易しくわかりやすく書かれていますので介護している間の少しの時間でも読んでいけると思います。マンガやイラストもついていてこれもリラックスさせてくれます。介護の本として三好先生の本はどちらかというと実践のほうに重点が置かれていますが、野原先生のこの書は介護者の気持ちに重点を置いて書かれています。介護で疲れたなぁと思ったらこの本を開いてみて下さい。
目からうろこのがんばらない介護
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介護の知恵がいっぱい散りばめられ、介護に奮闘中の人がこの本を読めば、とても勇気づけられ気が楽になるだろうと思いました。本の構成は1項目ごとに簡潔にまとめられ、各項目ごとに挿入されたイラストや漫画がほのぼのとして、思わず笑いを誘われます。
「自分ににんじんをあげる」「小姑を黙らす必殺ワザ」などの小見出しに引かれ、読むと目からうろこが落ちるよう。私も介護の経験がありますが、もっと早くこの本が出ていたらと思いました。介護中の人や家族、介護予備軍の人にもおすすめしたい本です。
こころがラクになりました。
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現在親の介護をしているのですが、先日新聞で紹介されているのを見てこの本を買いました。文章がよみやすいのと、4コママンガがたくさん出ていて、一気に読みました。これまでたくさん介護の本は読みましたが、こんなに気持ちが軽くなったのはこの本が初めてでした。私のように誰かの介護に苦しんでいる方たちに読んでもらいたい本だと思います。