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Radio Ethiopia

価格: ¥578
カテゴリ: CD
ブランド: Sbme Special Mkts.
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この頃のパティ・スミスが最高!文学ロッカーの本領発揮の傑作・・・ ★★★★★
私は個人は、彼女の最も「パティらしい」部分(言わば「パティの基本」)は、「ライブ・ステージにおける詩の朗読」にあると思っているから、正規のスタジオ盤ではなく、昔からもっぱらブートばかり聴いていた。

また彼女は、自らがオマージュを捧げる、他人の楽曲をオリジナル以上に上手く歌う。特にヴェルベット・アンダーグラウンド(ルー・リード)の楽曲を歌わせたら彼女以上の存在はないだろう。

パティの一番面白い時期と言えば、やはりこの「ラジオ・エチオピア」が録音された頃(1976年)だろう。次の「イースター」は、「女ロックンローラー」になってしまっていて、あからさまに扇情的なジャケも含めて、当時失望してしまった、記憶がある。私自身このアルバムから、彼女の作品を聴かなくなった・・・

反対に、本作は、持ち味のマイナー志向(懐古趣味と文学趣向とエキゾチシズム)が、バンドや製作者側の好サポートもあって、かなりエキセントリックかつ、名状し難い、「むき出し」の(裸の)時代を超えた名作となっている。

我国においては、「ストリートパンクの女王」という実に空疎で不可解な邦題がつけられていたが、この作品こそ、パンク文脈や<あの時代>とは、全く関係なく抜きん出た、素晴らしい作品だ。

特に彼女のテーマ曲のような、「アスク・ジ・エンジェルス」における、レニー・ケイのうねりまくるハイテンションなギターが凄い。

この作品は、パティ・スミスを聴いたことの無い人にこそ、おすすめの作品です。
ロックオブザロック ★★★★★
衝撃のデビューHorses、大ヒット曲Because the Nightを含むEaster、ポップなウェイディングアルバムWave、それぞれ大好きですが個人的に一時引退する前のアルバム4作の中ではこれが一番好きです。一番ロックしてる気がする。このアルバムでパティは完全に詩人からロッカーになった。絶妙にかすれた飛び回るようなボーカルはこの人のアルバムでしか味わえないし、何回聞いても絶品。神秘的なラストのAbyssiniaは難解で分かりづらいけど、感動的ですらある。この曲を聴くためにこのアルバムを何回もリピートしてしまうのです。ってもちろん他の曲も名曲ぞろいなんですが。