本当にうまいなあと思いました。以前は，歌唱力だけが先走ってしまい，感情（歌手自身の実感）が幾分伴っていないのではないかと思うこともありましたが，最近は，格段に説得力が増したように思えます（それと，オリジナルの場合には，作曲家，作詞家も，彼女の歌唱力を前提にしてしまうためか，肩に力の入った作曲，作詞になりがちでしたが，カバー曲だと，それがないと思います。）。
　個々の曲については，色々なご意見があるようですが，私は，「会いたい」が良いと思いました。さりげない歌い方ですが，それだけに，聞けば聞くほど，実力を感じさせます。「飾りじゃないのよ涙は」については，反対のご意見もあるようですが，じっくり聞くと，やはり，尋常ではない歌唱力と工夫が感じられるように思えます。
　派手ではないが，このような実力派の歌手がちゃんと評価され，活動できているということは，なかなかうれしいことです。

１枚目、２枚目は私にとってはちょっと違和感のある曲もあり、すぐお嫁に出し、３枚目は一応手元においていましたが、今回の４枚目が一番すんなり入ってきます。間違いなく一作ずつ向上しているところが素晴らしい。
今回に限りませんが１曲ごとのライナーノーツも、なぜこの曲をえらんだのかや製作にあたっての心情などがコンパクトにつづられていて、聞き手も思いを馳せられぐっと身近に感じます。
２０年前のアルバムを今聞いても、本当に素敵。当時のアルバムと比べて、今の20〜30才ではこんな歌い手はいませんね・・・。あの頃も素晴らしい完成度であり、感心します。
ご自分を大切にしながら、今後の声の変化も受け入れつつ相当な努力を重ねていらっしゃるようで、底力を感じます。ご本人も時折おっしゃっていますが、人生の経験からか、傷つき苦しんでいる方にとって少しでも希望や心の安らぎを感じてもらえればという気持ちが垣間見られ、１曲を大切に、歌を一生の仕事と決めて精進なさっている姿に感服。今後も期待できます。

カバーとは、原曲を意識しなるべく原曲のイメージを崩さないないものがカバーである。この作品はミックスバージョンとか宏美バージョンと言えるものである。まったく原曲のイメージと違う独特の世界観を持っている。これは岩崎宏美というアーチストがミュージカルをとうし培った独特な感性を歌にしたもので原曲のコピーではないむしろ芸術作品と言えるレベルの作品となっている。

宏美さんのﾌｧﾝ代表して叫びたい。ありがとう。。。最高の出来ですね。何度聞いても飽きませんし、みなさんが書いている曲もすばらしいですが、私は「糸」「プライド」をお薦めします。
是非聞いてみて下さい。深いです。出会えてよかったと思います。そして、最後にもう一度「ありがとう」。

一番の期待は「明日」でした
元歌（平原さん）も好きですが、宏美さんだとどうなるのかとても楽しみでした
少し優しい感じの歌になっています
でも、これもありだな、というか僕の中では宏美さんの歌の方がしっくりきています
かんどーです
あとはどれもいいですが、特に「フィーリング」がグッと心に響きます

反対に、「飾りじゃないのよ涙は」がどうしてもリズムに乗り切れてないような気がして、ひっかかります
また、「思秋期」がアルバムの中で浮いてるように感じてしまうのが残念です