「逆張り」の発想とは?
★★★★☆
地価は都心部では反転、地方では未だ弱含み、、、、という報道をもう聞き飽きた方はわたしを含めて多いでしょうが、不動産投資の世界では地方が「全面安」ではないことは周知の事実。1ルームマンション投資で「福岡」が環境日本一、というのは某評論家も指摘していました。本書著者の事業はマンションを対象にしていません。「お宝不動産」と同じ発想ですが、やはり利回りや「所有」の意味を考えると「土地つき」になるわけです。競売物件落札のノウハウ、徹底的にコストダウンし賃料収入減(空室)リスクヘッジ。でも地価はゆるゆると下がるのにどうしてどんどん収益があがるか?の問いについては、「実需である住宅の賃料は地価ほどのペースでは下がらない」=よって設定期間内の資金回収できる!という理屈。経営機密に関わるでしょうからあまり種明かしもできないということで途中抽象的・観念的で?なところもあるのですが氏の「逆張り」経営は不動産投資を志向する方は参考になると思います。続編も面白い。