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赤い影法師 (新潮文庫)

価格: ¥724
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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読まずに死ねるか!! ★★★★★
柴田さんの最高傑作として、つとに有名な作品です。

全篇まったくムダがない描写。
繰り返される意外な展開。
21世紀の現代でも古びない、醒めた、そして熱い感性!!

素晴らしい小説です。

柴田さんはもともと、ボードレールに憧れる文学青年だったうえ、
佐藤春夫さんの弟子でもありました。
その素養に、戦争体験で得た実体験としての
死生観とニヒリズムが加わり、
独特の作品世界を生み出しています。

今現在、刊行されている、ほとんどの時代小説の
基礎は、柴田さんと山田風太郎さんが培った、
と言ってもオーバーでは、ないのです。

シバリョーばかりでなくシバレンを読んでね!!

続編の「南国群狼伝」は、地味ですが胸にささる
佳品です。そちらも是非!!
文句無し ★★★★★

1ページ目から作品に惹き込まれます。

戦闘場面の描写が丁寧かつ迫力があり、人物、周りの自然、建築物、調度品などを含めたその場面を頭に思い浮かべる事が出来て、読んでいて人物と緊張感を共有しているような印象を受けました。

(若輩の私からすれば)1950年代、60年代に書かれた作品というのはだいぶ昔の印象とは思いますが、
伝奇・忍者物という内容が内容だけに文章も硬くなく読みやすいものですので、
作者の名前の雰囲気や書かれた年代から何となく敬遠をしたりなどなさらずに、手に取る機会があればぜひ読んで頂きたいです。




柴錬節最高 ★★★★★
 日本の時代劇小説といえば真っ先に思い浮かぶのが、柴田錬三郎氏。この『赤い影法師』は忍者物の要素に加え御前勝負。登場人物も服部半蔵・柳生十兵衛・真田幸村・佐助等など豪華。ラストシーンの半蔵と影の場面は思わず泣いてしまった。「子影」が初恋に苦悩しながら活躍する続編『南国群狼伝』はこの本には収録されていただろうか?文庫版は別々に出版されていたかも。『赤い影法師』は確か映像化もされていたはず。