ちなみに私は電車やトイレ、風呂等でお手軽に読み始めたのですが、なかなか苦労し、学生時代の不勉強を反省した次第です。ただ、もっとも不利な人間に目を向けることを熱弁する点や、市民的不服従を理論的にサポートする点など、ロールズ教授の真摯な姿勢には大いに感銘を受けました。
今後の日本で、本書の説く正義論が必要になる日が来るはずだ、と勝手に思い込む今日この頃です。