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スピノザなどの哲学書、聖職者の著作、スピリチュアリズムのジャンルの書籍をひろく読めば、どれもが同じひとつの真理を語っている事にお気付きになるでしょう。「真理」とは公開された人類共用の知恵。私見ですが私は「宗教組織」など無用の長物で在ると考えます。哲学書や宗教書で既に公開されている宗教教義や至る真理を、なぜいまさら宗教団体が問屋の様~~に受け売りしお布施という料金を取って無知なる庶民に卸すのか、考えてみれば解る単純な話です。たとえば本書3,800を支払えば、宗教ビジネス組織にお布施をむしりとられずに済むと言うものです。
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ブッダ・イエス・マホメッド、神の啓示を預言された偉大な先達が居るというのに、何をいまさら御大層な「教祖様」達がお出ましになり崇められねばならないのか、答えは明白です。
サイババもこうした宗教組織の「教祖」と誤解されている様ですが、その実像が本書を読むことでも明らかになる事でしょう。
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神という人称に抵抗が有る方は、それを「自然の法則」「宇宙の法則」と置き換えてみればよいでしょう。科学者は「宇宙の、自然の摂理」と呼び宗教家はそれを「神」と呼ぶに過ぎないのですから。~
サイババは「この世のすべてが移り行くものであり、それらに執着するべきではない。この世で生まれもなく死ぬこともないのは神だけであり、神に心を定めて正しい行いをすることが大切である。」とおっしゃっています。そして、神を人間が理解するには、少しでも近づくためにはどうすればよいのかをわかり易い例をあげながら説いています。
物があふれ、大概の贅沢が可能であってもなお心が満たされないのは何故か。仏教に心を向ける人たちが増えている今、この本は人間の本当の幸せとは何かを教えてくださいます。