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ストーリー・オン・ダイアル Vol.2

価格: ¥1,450
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
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もっともお勧めのジャズCD ★★★★★
懐かしくも私のジャズ入門盤だ。当時マイルスの電気ジャズとロックの違いがわからなくてふらふらとクリムゾンなんかを聴いていたが、昔のマイルスを求めてたどり着いたのがこれの1。ダントツの傑作(むろんパーカーの演奏)だったがそれよりもすごいといわれてこれを購入。感動のスパークはじつにすごかった。パーカーの技術はすばらしかったし、さらに即興で創作されたメロディが原曲をしのぎ別物になっているところなど神業というほかはない。大和氏のわかりやすい解説もその助けになっていた。
当時のことはよくわからないがパーカーのダイアルへの録音は完全版Charlie Parker on Dial: The Complete Sessionsとしてほとんどのテイクを聴くことができるが、さすがにBGMとして同じ曲を3回も4回も“続けて”聴くのはしんどいのでそのベストテイクを2枚にまとめたこのシリーズは便利だ。パーカーのダイアル盤、サヴォイ盤はいうまでもなくジャズの王道そのもので特にニューヨーク時代の録音で構成された本品はビバップ満開で明るく天真爛漫な小鳥がさえずる。音はモノラルだがこれしかパーカーの演奏はないのだから仕方がない。

大学時代に友達に貸して10人くらいの手に渡り消失。今は完全盤とそのアナログ盤の収集に走っている。こんな大名盤をけなす人はいないと思うがレビューが一桁というのが寂しい。
Vol.1より2がいい。 ★★★★★
バードの太く柔らかい音色が特に好きだ。そういう私にとっては、Vol.1に入っているような「Famous alto break」よりも、ミディアムテンポあるいはスローテンポの曲が多く入っているVol.2のほうがゆっくり楽しめる愛聴盤です。Vol.1には「Famous 〜」のようなパーカーの凄まじい演奏と「Gypsy」のようなボロボロと言われている演奏が両方入っており、それはそれで楽しめるのですが、純粋に聴いて楽しむというにはちょっと疲れるかもしれない。その点、2はそれなりにバランスが取れている演奏ばかりだと思います。サボイ版同様、40年代の録音の音質はパチパチしていて聞きづらいですが、聴いていくうちに全く気にならなくなるでしょう。それくらいここでのバードの演奏は素晴らしい!
モダンジャズの開祖がわかるには年数が必要だった ★★★★★
ジャズを聞いて十数年たつが、ようやくパーカーの良さがわかってきた気がする。ノイズの多い録音と後年のプレイヤーのような際立った派手さもない。モダンジャズの開祖という名のみばかりで、熱心に聞くことはすくなかった。

パーカーの良さは聞き飽きる事のないモダンジャズの原型ゆえだと思う。マイルスやクリフォード・ブラウンやハードバップの数々を聴く事は演奏家と対峙する勝負を感じるが、パーカーには包み込むでも、突き放すでもない、力のぬきかげんがちょうどよく感じる。

古い録音のため、ノイズが多いのが残念。できればオリジナルの10インチのレア盤を聴いてみたい。

星5つを超越。恐がらずに聴いてください。 ★★★★★
ノイズ交じりの劣悪な録音、古色蒼然たる音の響き、今では考えられない演奏フォーマットなど、Parkerのどこが凄いのかまったく理解できなかったのが最初の印象。その後、懐古趣味も手伝って数十回聴いているうちに、あんたの気のせいと言われそうだが、ある日突然「目からウロコ」状態。私にとってParkerは特別な存在になった。あらゆる角度から解釈され尽くした感のあるParkerだが、個人的な体験から彼の特異性を表明するなら、「Charlie Parkerはリアルだ」ということ。そもそも音楽を聴くという行為は、LPやCD、最近ではデータに定着された「過去」をトレースし直すという作業と言い換えることができる。しかしそれはあくまでも追体験であって、演奏するプレイヤーやライブ盤なら観客などその場にいる当事者ほどの臨場感を獲得することはどうしても不可能だ。

これは音楽に限ったことではなく、メディアに収録され得るすべての芸術に共通する宿命である。では、Parkerは? いつでも、私たちの目の前に「イマ」を現出する世界を展開してくれる。こう思う時がある、Charlie Parkerとは次元の高いJazzの演奏家ではなく位相の異なる文化の創造者ではないか、と。1940年代後半のDialとSavoyは彼の絶頂期を収めた2大レーベル。国内外のレコード会社からさまざまな形とボリュームで発売され続けている。決して押し売りはしないけれど、Parkerを聴くならBGMとしてでもいいから何度もできるだけ繰り返し聴いて欲しい。