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チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル Vol.1

価格: ¥1,835
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
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チュニジアの夜、カアッコイイ!ですね。 ★★★★★
劣悪な音はかえってアジです。素敵です。チュニジアの夜は何度聞いてもカッコイイ。また、ジャケットデザインがホントおしゃれですね。なんだか聞いていると元気になってきます。なぜでしょう?
落とし穴にはまる前に聴こう ★★★★★
基本ジャズっていう音楽は単純なので(悪い意味ではなく)、完璧な調和、調律を求める
クラシック音楽を追い求めて泥沼にはまるようなことは中々ないんですが、40〜60年代、
この時代は、とかくややこしく、ビバップ、クールorホット・ジャズ、ウエストコースト・
ジャズ、ファンキー・ジャズ、ソウル・ジャズ、フリー・ジャズ、ハード・バップ、そして
モードと、このモダン・ジャズ期ってのは、まさに創生の嵐だった訳で、色々聞いてけば
聞いてくほど、何をもって定義付けしてるのが甚だ曖昧になってくるんだよなあ。そして
本当の意味で何が純粋なジャズであるかがむしょうに気になる訳だが、そういう意味で
この一枚は、バードは、純粋なジャズなんだ。

目玉は2曲目から6曲目、チャーリー・パーカー・セプテットの演奏だ。
当時、若干19歳のマイルス・デイヴィスをはじめ、も〜とにかく、いかにもジャズが好きな
若者達って感じで、小難しい理論じゃなく、ありあまるアイデア。小才を利かした技術なん
かじゃなくて、好奇心に満ちた創意工夫。まさにこの純然たる思いで作られたから、飽きが
こないんだよな。作り物とは違う。「チュニジアの夜」のマイルスとパーカーときたら、
快心の吹きっぷりだよ、録音悪いのなんてどっかに吹っ飛んじまうほどの。

そして、これは絶対に外せない名曲、8番の「Lover man」。
ジミー・バンのピアノイントロで、すでに目頭が熱くなるが、ここでのパーカーは本当に
歌ってる。サブ・トーンなんて技術じゃなくて、本当に情が滲み出る様に嗄れた音色が胸
を熱くするし、泣けます。

そして10「Bebop」はハワード・マギーのトランペットが、これでもかってぐらい火を噴く
ごとくの吹き回しでノリノリです。

あとはラストCharlie Parker's New Starsでの4曲。これは録音も演奏の質もGOOD。そして
ただ、おとなしくなってないのは若き日のバーニー・ケッセルが暴れてるから。
特に「カーヴィン・ザ・バード」・・・凄いね。ソリッドなギターイントロで、所々暴れ
回るバッキング、ソロパートのカッコいい事カッコいい事たまらんね。

とにかく挙げればキリがないな。僕、個人的には純粋なジャズはこの一枚だな。
オールドジャズより先に、フュージョンやスムースより先に、モダン・ジャズの中でトップ
に聴いて欲しいのがこれ。そしたら何かね明確に基準ができると思うんだ。Jazzっていいと
心から思える一枚。
教科書 ★★★★★
 わずかこれだけの人数しかレビューを書いておられないとは、ジャズ人気も墜ちたものだ。
 端的にすべてのジャズ・アルバムの中の最高傑作。決してパーカーのファンではないわたくしですらそう思う。理由はきわめて簡単だ。ふつう、ジャズに興味がある、あるいはジャズが好き、と称する方は、「ジャズ風にアレンジされたメロディ」がイイナ、と感じられているだけなのである。つまりアドリブ=インプロヴィゼイションは却って原曲のイメージを損なう、邪魔なものとなる。マイルス・デイビスの、ジャズからアドリブを追放した「ネフェルティティ」がこの思想の延長上にあるアルバムである(そして当然彼はフュージョンに走ってゆく)。
 ここでのパーカーは、まさにアドリブ一発に賭けている。パーカーと凡百のジャズメンとのアドリブの違いは、前者が「曲のイメージ」を全く念頭に置かず、コード進行のみを使って新しい音楽を想像してゆく、つまり原曲を「換骨奪胎」しているのに対し(その結果、しばしば原メロディの小節を飛び越えて吹くことが特徴だ)、後者は「原曲のイメージ」から脱し切れていない(だからフレーズが原曲の小節数から外れることが少ない)ことにある。
 このパーカーの演奏に何ものも感じない方にはジャズは向いていないと思われます。逆に、ジャズを好きになりたい方はこの演奏から始めるのが近道と思われます。何といっても「教科書」ですから。
ゾクゾクきます ★★★★★
 チャーリーパーカーのアドリブはゾクゾクきます。僕が特にすきなのはチュニジアの夜のパーカーが一気に吹きまくる瞬間です。まさにその瞬間全身にすさまじい快楽が突き抜けてしばらく放心状態になってしまいます。曲数も多くディジーガレスピーやマイルスデイヴィスといったジャズジャイアンツも協演しているのでそこらへんも注目な一枚です。チュニジアの夜はほかにアートブレイキーやソニーロリンズなどが演奏しているのもあるので曲で聞き比べてもおもしろいかもしれません。
星5つを超越。恐がらずに聴いてください。 ★★★★★
ノイズ交じりの劣悪な録音、古色蒼然たる音の響き、今では考えられない演奏フォーマットなど、Parkerのどこが凄いのかまったく理解できなかったのが最初の印象。その後、懐古趣味も手伝って数十回聴いているうちに、あんたの気のせいと言われそうだが、ある日突然「目からウロコ」状態。私にとってParkerは特別な存在になった。あらゆる角度から解釈され尽くした感のあるParkerだが、個人的な体験から彼の特異性を表明するなら、「Charlie Parkerはリアルだ」ということ。そもそも音楽を聴くという行為は、LPやCD、最近ではデータに定着された「過去」をトレースし直すという作業と言い換えることができる。しかしそれはあくまでも追体験であって、演奏するプレイヤーやライブ盤なら観客などその場にいる当事者ほどの臨場感を獲得することはどうしても不可能だ。

これは音楽に限ったことではなく、メディアに収録され得るすべての芸術に共通する宿命である。では、Parkerは? いつでも、私たちの目の前に「イマ」を現出する世界を展開してくれる。こう思う時がある、Charlie Parkerとは次元の高いJazzの演奏家ではなく位相の異なる文化の創造者ではないか、と。1940年代後半のDialとSavoyは彼の絶頂期を収めた2大レーベル。国内外のレコード会社からさまざまな形とボリュームで発売され続けている。決して押し売りはしないけれど、Parkerを聴くならBGMとしてでもいいから何度もできるだけ繰り返し聴いて欲しい。