暗い
★★★☆☆
とても暗い話だった。読んでいて気が滅入る。気が滅入るのは、この作品の中に私自身の現実と地続きだと感じられる部分があるからだろう。
生きるということそのものや、今の日本社会の中で生きていくということの中に必ず含まれている暗さややるせなさが、この作品において表現されていると思う。
暗さややるせなさは当然のことだ、とわかっていなかった甘えた自分には、この作品は価値があった。
でも、生きていくことに含まれている暗さややるせなさを前提として、それでも尚且つ明るく、より良く生きていこうとしている人たちにとっては、この作品は読まれる前にもう終わっているという気がする。
プンプンと愉快な仲間達
★★★★☆
読んでみて、まず思ったことは、映画フォレストガンプ的な
感じがしました、プンプンとプンプンの廻りの人たちの日常が
リアルに描かれていて、これから先プンプンの一生を描ききって
ほしいな、と楽しみにしております、何気ないどこにでもありそうな
日常ですが、それぞれのキャラクターの感情を上手く表現してて
とても良質な漫画だなと思いました。
さてさて、どうなる
★★★★☆
遅くなりましたが、読み終わりました。
今回は母親メインの話で、読み始めは少しがっかりしながら読んでました。
だがしかし!!読んでみると引き込まれ、
今まで、やりたい放題に見えてきた母親の、「大人」の苦悩が見えてきてきたりと、
考えさせられる巻でした。
5巻の、次回予告の眼鏡の少年、プンプンかと思ったらハルミンかよw
ハルミンはプンプンに比べると、真っ直ぐに育ったな・・・彼女もかわいいしw
さてさて、「大人」であることの苦しみが、見ていて辛い巻でした。
読み始めは、学生だったのに今は社会人ですよ。
時がたつのは、早いものです。自分も「大人」になってしまうんですね。
さて次回のプンプンに期待しながら、今日もゆっくり寝ます。おやすみプンプン
だいぶ減ったなぁ。。。
★★★★☆
“浅野いにお”の漫画の中では「おやすみブンブン」は比較的好きな部類に入るんだけど、6巻までくると、さすがについてこられなくなる人が多いなぁ〜…と客観的に思ってしまった。
主要人物の造形が簡略化されてる&あらゆる欲の直接的表現方法に、目をそむけたくなるのもわかるけど…。ま、実際には誰もが心の奥底に隠したい部分を、豪快に見せつけられてるようで耐えられないところもあるんだろうなぁ。
かなり実験的な漫画なのに、せつなさと胸に残るモヤモヤ感(大切なものを考えさせられる)は毎回しっかり与えてくれる。泣かせるところもあるし。先読みできない面白さもある。
6巻でブンブンの青春時代が終わって、7巻から新しい展開に入りそうな予感。“浅野いにお”氏には、これからも良い意味で読者を裏切る内容で書き続けていって欲しいなぁ。
展開と、プンプンの気持ちの変化?
★★★★★
ラスト数ページは、久々に漫画を読んでの号泣。
涙が止まりませんでした。
悲しいと言うより、
うまくいかないはがゆさ、もどかしさ、苛立ち…
プンプンのことを応援しつつも、
なんでそう素直になれないの?
もっとうまくやりなよ!
と思いつつ。
でも、素直って何?
なんても思いつつ…。
表紙のプンプンママからも分かるとおり
この巻ではママの気持ち、過去に重点が置かれていて
見応えがありました。
次巻はプンプンパパでしょうか。
楽しみです。