間違いなくオススメ出来るテイストのアルバムだと思います。

日本ではWiiWareの新作として、そして海外ではPS3、XBOX360の新作として
全世界同時リリースされた本作品は、現代の大容量化したゲームたちへのアンチテーゼとして制作された、まさに「新作ファミコン」としての装いを纏い、我々ユーザーの前に颯爽と姿を現したのです。

グラフィックは言うに及ばず、音楽に関しても、FCと同じ制約を課すため、わざわざ音源データを積み、更には3音＋ノイズ音という限られた同時発音数、そして対応したトラックの効果音を鳴らすと、そのトラックの音がミュートされてしまうと言う、「ファミコン仕様」の本作。
その制約の中での作曲が、どんなに困難な作業であるかがスタッフコメントに記載されており、この裏話だけでも個人的には満足。

現代の大容量化したゲームを開発する人間が、このような原点回帰をしたときにはたして、出来上がる曲に不安はあったものの、蓋を開けてみればそこには、「ロックマンらしさ」全開の、ファミコンサウンドが広がっていました。
まさにロックマンの流れを汲む楽曲の数々…それでいて、既存作の模倣に終わらない、新たなテイストの楽曲（勿論、FC音源ですよ！）も申し分なく取り入れられており、昔からのファンである私も、個人的に大満足なのでありました。

わざわざ別積みの音源エミュレータまで用意したのには恐れ入る。

ファミコンは基本的に3つの音しか同時に出せない。

その当時のサウンドを現代に蘇らせようというのだから、今のゲームしか知らない人からみれば奇特以外の何物にも写らないだろう。

ゲームは間違いなくロックマン1と2を彷彿とさせる感涙モノ。
音楽に関しては、どちらかと言えば3以降のイケイケだけじゃない変化球を意識し始めた時期を感じさせる。

個人的にはシリーズで音楽、ゲーム内容の最高傑作はロックマン2だと思っている。

しかし、3以降の音楽も大好きなのでこのCDには満足させてもらった。

ロックマンシリーズの音楽が好きな人は買って損しません！

グラフィック同様サウンドもファミコン時代に戻ってきました。
でもこれは退化ではありません、これこそが正統なロックマンなんです。そして見事に昇華されてます。誰でも耳に残る曲がたくさんあります。
まさか出ると思わなかった奇跡の新作、その奇跡のサウンドに一度耳を傾けてみたらいかがでしょうか?オススメです。

ロックアレンジだとか、テクノアレンジだとか色々なアレンジされたCDが出ましたが、結局オリジナルのピコピコした音が良いのかも。
ファミコン時代のロックマンの音楽の再現というか、そのものです。
三和音、それもノイズみたいなピコピコしたサウンドの絶妙なアンサンブル。
ある意味プレステ等の制約の無いゲーム音楽より技巧的な側面がある。
そして何より雰囲気がいなたい。ロック風で大半が哀愁のあるメロディになっている。
各ステージのボス紹介のBGM。「テレレッテレーレー テレレッテレーレー テレッテ テレッテ テッテテテレレレー」というお馴染みのジングル。なんだか最後のあたりの音程がはずれて聴こえるけれど、それも狙ってやってるのでしょうか。
ただ、プレステ以降の歌やオーケストラがあたりまえのサントラに慣れている人が聴いたらすごくチープでぶっきらぼうなCDに聴こえるかもしれません。