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海狼伝 (文春文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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日本の海洋冒険時代小説の嚆矢 ★★★★☆
第97回直木賞受賞
戦国時代が終わりを告げる頃。日本の海には二つの大きな勢力があった。
九州西北部を根城とする松浦党と瀬戸内海に覇を唱える村上水軍である。
対馬で育った笛太郎(父が海賊という出自を持つ)は、
朝鮮で活躍している海賊の通称"宣略将軍"(一度朝鮮王朝に降って官職をもらっている)が帰ってくるとの話を聞いた。
笛太郎は将軍に会い、その手下となった。とき同じくして、
薩摩からの船に乗っていた明国人雷三郎が捕まり、二人は揃って将軍の手下となった。
しかし二人は、村上水軍に捕まり、能島小金吾に預けられる。
その出会いがある運命の始まりだった。
商才はあるが、自分の船を持たない小金吾は、船を持ち、明国との商売を行うことを夢見ていた。
そこに飛び込んできたのが笛太郎と雷三郎だったのだ。そして…

目を見張るのは、松浦村上両海賊衆の生活や掟(おきて)、
海戦の調練などが克明に描写されていることだ。
当時の船の構造や操船方法、戦略、合戦場面、武器の数々も克明に描かれている。
日本の海洋冒険時代小説の嚆矢とも呼ぶべきものである。
荒々しい海の男達の話し ★★★★★
中盤あたりから、迫力、スピード感のある話しになっていきます。
海を渡る海賊達の意気込みや、ロマン、そして、容赦のない死闘が描かれていて圧倒されました。
確かに、風を感じたように思いました。
「読まず嫌い」が読むとはまる本 ★★★★★
ã"の本でç›'木賞ã‚'å-賞ã-た白石一郎の代表作。
 
「~伝」というタイトルの本は基本的にあまり寄せつã'なかったのが、読み始めたらあまりのおもã-ろさに続編(海王伝)も買ってã-まい、挙句の果てに小説の舞台である瀬戸å†...に海賊の跡ã‚'探ã-に行って来てã-まいまã-た。

海にç"Ÿãã‚‹ä¸€å...«æ­³ã®ç¬›å¤ªéƒŽãŒã²ã‚‡ã‚"なã"とからæ'上æ°'軍の手下となり、盟友となった雷三郎とå...±ã«æˆé•·ã-て立æ'¾ãªèˆ¹å¤§å°†ã¨ãªã£ã¦ã‚·ãƒ£ãƒ ã®å›½ã¸è¡Œãã¨ã"ろまでã‚'描いている。

戦国時代にも陸のæ"¯é...ã‚'å-ã'ない「海の帝国」でのびのびとç"Ÿæ'»ã-ているå½"時の海賊é"のç"Ÿæ'»ãŒç"Ÿãç"Ÿãã¨ä¼ã‚ã£ã¦ãã‚‹ã€‚また、いまでもある大山祀神社という静かな社の巫女である「三の乙女・æ™'」との数奇な出会いもç' æ™'らã-い。

そã-て、父親かもã-れない明の海賊ã!!€Œé¦¬æ ¼èŠã€ãŒç¶šç·¨ã«ç¹‹ãŒã‚‹é‡è¦ãªéµã‚'握りながら本書では最後まで出て来ないとã"ろも心憎い。思わず続編である「海王伝」ã‚'買ってã-まうではないか。

その「海王伝」も続きがある終わりæ-¹ã‚'ã-ており、ますます目が離せない(ちなみにまだ出てはいないが、解説è€...があとがきで「海神伝」になるのでは?という想像ã‚'ã-ている)