Blues Rock
★★★★★
長い休眠状態から復活したアルバム。天才ギタリスト=ウオーレンヘインズを補充してのアルバム。黄金時代の幕開けを知らせたアルバムである。ツインリードギターのすばらしさ、ウオーレンのソロの切れ味の鋭さ、歌のうまさ、ソングライティングの才能の高さを見せつけているものでもある。ウオーレンはガバメントミュールでも有名。楽曲が非常に安定しており、自信に満ちたメンバーの演奏がすがすがしい。ハイライトはグラミー賞のベストインストロックパフォーマンスにノミネートされた『True Gravity』であろう。これとてウオーレンの才能なしにはありえなかったものである。 10点中9点
当時はもてはやされたが、、
★★★★☆
それまでの低迷期を脱し、いかにもオールマンらしい作品として、当時は評価されましたが、何か全員少しずつ遠慮し合っている雰囲気で、物足りないんですよね、、。
グレッグ・オールマンらしいブルース作品から始まって、いかにもディッキー・ベッツらしいB面トップのタイトル曲。グラミーも獲得したインストゥルメンタルナンバー⑧とかそれなりに聞き所はあるんですけど、あまり評価されていない次作の出来に比べると星3つでもいいかもしれない。
伝説のギタリスト、ウォーレン・へインズにとってもまだまだ序章といった感じ。彼の本領はまだまだ発揮されていません。
再結成の中では。
★★★★☆
悪夢のアリスタ時代からの再々結成オリジナルアルバム。なんかそれらしくなく、無理している印象もあるが、素直に聞ける出来栄えだろう。一曲目を聞いた時は別のバンドかと思ってしまったが、聞けばやはりオールマンズらしいアルバムでほっとさせてくれる。デュエイン亡き後の”ブラザーズ&シスターズ”に続くインパクトのある好盤では無いだろうか。オールマンブラザースを聞いてみたいが、泥臭すぎるのはきついという初心者には是非お勧めしたい一枚である。本当は星5つと言いたいところなのではあるが、ちょっとまとまりすぎて端整すぎる印象があり4つ。しかし完全復活の素晴らしい作品だ。
本当の意味での復活第1作
★★★★★
Duane Allman亡き後低迷を続け、D.BettsとG.Allmanがそれぞれ自分のバンドを結成し、ほぼ分裂状態が10年以上続いたが、このアルバムによって見事に復活を遂げた。その最大の理由はWarren HaynesというD.Allmanに勝るとも劣らない稀有のギタ-リストの加入である。彼はこれ以前にD.Betts Bandのメンバ-であってD.Bettsの紹介で加入したのである。同じく、Berry Oakleyの抜けた穴を完全に埋めたベ-シストのAllen WoodyもD.Betts Bandから加入したのである。1曲目から正に復活を確信させる力強いナンバ-が聴かれ、最後の(9)まで緊張感溢れるパワフルな演奏が展開される。駄作は1曲もない。またW.Haynesは曲作りの面でも貢献し、(4),(7),(8),では素晴らしい曲を提供している。このアルバムで第2期黄金時代が幕を開けたと言えよう。