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米原万里、そしてロシア

価格: ¥840
カテゴリ: 単行本
ブランド: かまくら春秋社
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鎌倉ってのは、なかなか奥が深くてようございますね ★★★☆☆
 面白かったのは対談。「米原万里とロシア」と題してロシア文学者の亀山郁夫さんと、元NHKのモスクワ支局長小林和男が米原万里さんのことを語っています。東京外語大学時代の米原さんはトルストイの『戦争と平和』のナターシャのような完璧な美人だったそうです(ぼくが彼女を間近で見たのは、ソ連最後の時代のあたりでしたが、本当に光輝いていましたね)。また、彼女の存在が日本人のロシアに対するイメージを丸くした、というのもなるほどな、と。

 妹の井上ユリさんの「回想の米原万里 建築家になる夢」によると、万里さんはこれから一生をロシア語で生きていくなんて…ということで大学受験では建築学科を目指したこともあったというのは意外でした。5年間しか住めなかったけど、2000年に建てた鎌倉の家は自分で図面を引いたそうで、その間取りも載っています(通称・ペレストロイカ御殿とかw)。

 ちなみに版元はかまくら春秋社という地元の出版社で、編集の伊藤玄二郎という人がかまくら春秋社の代表。