原作で言う「ミュトス・サイボーグ編」が収められた第８巻。収録時間の関係上やむを得ないのだろうけれど、最後は次巻にいってしまうので「ミュトス編」全部を楽しむことが出来ないのが不満といえば不満です。
設定からするとこのミュトス達はギリシア神話から採られていると思いますが、それにしては「神」をやたら強調しています。ギリシアの神々はもっと人間ぽかったのではないかと個人的には思うので、少々違和感があります。「００９」全体を通して見れば、この先神々との戦いに向かっていくので、その前哨戦というつもりでアニメスタッフは考えて作ったのかもしれません。
「ミュトス編」の本来の面白さは、００９達にとってほぼ唯一の、同等あるいはそれ以上の力を持つ同じようなグループ同士での戦いというところだと思うのですが、それはアニメではどこかへいってしまっているようです。
でも、今まで動いた姿を見たことのなかったミュトスたちが動いている、それだけでも長く００９を見続けてきて良かったなあと思ってしまうのですが。

とっても良かったです！
ミュートス編は、何かの話についてこんなに長く放映するものとして最初のものだったので、とても見ごたえがありました。
アポロンとの対峙。アルテミスの心の揺れ動き・・・。キャラクター一人一人の心境の変化や表情が細かく描かれていて、とても見易かったです。

しかし、このミュートス編。ＤＶＤの８巻～９巻へとまたがっているので、９巻の発売が待ちどうしくてなりません。
何度も何度も次回予告を繰り返し見てしまいます。(笑)