22のヘブライ文字と32のパスから成るセフィロトの樹の象徴解説書。前半三章を読めばタロット占いで象徴を読み解くのがグンと面白くなります。脳の体操というかパズルとして面白いです。聖書に通暁してないと辛い部分は多々あります。何か暗号を作らざるを得ないような場面とか、それっぽい魔法の呪文をでっちあげたいときに利用すると、もっともらしく見えるかもしれません。カバラに置けるセフィロトの樹に関する象徴が、八卦でいう卦が延々と解説されたような感じ、といえば分かりやすいでしょうか。
　とりあえずタロットが手元にある方なら、この本があればすごく楽しめると思います。

西洋魔術の実践のためには基本的な図書。本書にのっているカバラやヘブライアルファベットの知識はすべて実践と関係している。人間の精神と関係する諸力を目覚めさせるためのキーが個々に公開されています。もちろん認識の向上と歩調をとらないで、テクニックばかり先行してはバランスを欠きますが、効果がないことばかり言っていても無意味なので、道を進む上では、必要な修練はやはり必要になるのです。