タロット上級者向き
★★★★☆
とにかく、固有名詞が多い。それらの言葉の意味が解らないと、はっきり言って意味が解らない。恐らく訳者自身も全て理解できたのだろうか?。本書は一切無駄が無く難解である。タロットカードの象徴(人物等)の説明が殆どであり、タロットを用いた瞑想の重要性も書いてあった。意味はさらっと書いてあるだけである。
コートカードにも占星術対応があることを本書ではじめて知った。
(ネットで検索するとあったが・・・)
タロットと占星術対応を考慮した本はあるが、大アルカナ、小アルカナまでは説明されていても、コートカードの対応までふれてある本は少ないと思う。
(それでも、コートカードの占星術対応の説明は本書のみでは納得がいかない部分があるが・・・)
実際、タロットと占星術対応をはじめて行ったのが黄金の夜明け団だったとか。
カバラ、中国の易等にも言及されているので、黄金の夜明け団はシステマティックに何でも結びつけるのが好きなんだなーと興味深かった。
ところで、予備知識として聖書、カバラ、占星術、中国の易、神話(ギリシャ・ローマ・エジプト・ケルト等)アーサー王物語、ニーベルンゲンの指環(私はそれらを既に読んでいたので、名前がでてきてもいくつかはピンときたが)
精神世界のチャクラやクンダリーニ等とにかく多岐にわたっている。
難しすぎて途中で放置する可能性大ですが
★★★☆☆
トートの書、はっきり言って難しすぎます。
タロット上級者中の上級者でも解読不能かもしれません。
数年前に購入しましたが、何回読んでも内容が難しすぎて途中でやめました。
今でもたまに手にとって読み返すことはありますが、率先して読もうという気にはなりません。
これはよくあるタロット解説書とは違うので、これを買えば完璧というわけではありません。
全然そういう本ではありません。
お値段も高いので、今日始めてトートタロットを買いました、という初心者さんは無難に「直感のタロット」や「タロット秘密解読書」を買うことをオススメします。
(タロット秘密解読書は絶版なので中古でしか買えませんが)
でもこのトートの書、トートタロットを操る者ならば一度は通る道かもしれません。
避けては通れないと思います。
わからないなりに何度も読み返して、経験を重ねれば見えてくる何かが必ずあると思います。
ただそれは遠い道のりになると思いますが。
私もちょっとずつですが、あーそういう事なのかも・・・という感じでチラチラと見えてくるものはあります。
が、まだまだ未熟者なのでわからない部分ばかりです。ふぅ〜。
初心〜中級の方にはお勧めしません。
★★★★★
最低限必要なのは、ヘブライ語の知識、カバリズム(最低でも象徴と、パス)、
ギリシャ・ローマ神話、五行説とフリーメイソンリー、カードの象徴が
理解できるだけの知識または直観力。
読む人を選ぶ本です。法の書もそうですが、行間に書かれている見えな
い意味まで理解できるレベルであることが、望ましいです。
初心の方が読んでも全く意味不明な書籍でしょう。
また、トート使いにとっては必携ではありますが、上記の理由により、
買っておいてもかまいませんが(絶版になる可能性がある)今全てを知
ろうとしても難しいです。対応や照応が理解できてからでないと、本棚
に収まったままになります。
専門家(占術者)にとっては必携。
いつか分かる日が来るまで
★★★★★
多くの人は、トートタロットを用いるために本書を手にすることでしょう。
そしてただ圧倒される。書いてあることが理解できないのです。
私自身、最初はあまりの晦渋さに活字を追うのが精一杯でした。
一方で、三次元世界とはまったく違う位相にあるなにものか、
そのまばゆい輝きに惹かれ、ページを開きつづけたことを覚えています。
この本には、その人がいま理解できること、注目すべきことのみが
ピンポイントで、あたかも著者が強調しているかのようにくっきりと浮かぶ、
そうした仕掛けがしてあり、そしてよく読むと明快で歯切れがよいのです。
『5に対して自然に湧いてくる感情は、人々が昼食の席から立ち上がって
仕事に戻る時の、あまり気乗りがしない気分程度のものである』
(本文:「4枚の5」より)
大方の意味が追えるようになったらノートを取って学習もよいでしょう。
また、著者の幻視によって得たヴィジョンや素晴らしい詩も見ものです。
『私には汚れも悲しみも傷もあるが 努めて楽しくする
聞け 白百合のような山羊よ 茨の茂みに似て毛はこわく
角は緋色の弓と紛うばかり』(「XV 悪魔」より)
もちろんデッキが秀作であるのは言うまでもありません。
知れば知るほど、クロウリーの誠実さ、優しさを知ることができます。
初学者向けに強固なプロテクトが入り、壁に突き当たって悩む者には
発想と行動パターンの転換を促す図象が描かれ、至れり尽せりです。
こうしたことを知るのに、歩みの遅い私はとうとう七年もかかりましたが
多くの人はもっと早く理解の端緒をつかむことが可能だと思います。
この種の書籍は需給関係が不安定ですから、早めに買って本棚の肥やしにしましょう。
違和感なく文脈を追える=「分かる」日が来るのを待つのも楽しみの一つだと思います。
買って他の方のレビューの意味が解りました。
★☆☆☆☆
届いて開いたとたんに小さい文字にあぜんとしました。
それでもって帯のような空白がありたまに注釈が書いてあります。
難解というより何の名前がどうしたと言うように興味の無い名前がたいした意味も無くこねくり回されて続いていきます。
呼び名を覚えることに興味の無い私のような人間からすると1ページに1文字くらいしか自分の求める内容は載っていなさそうです。
理解するとか言う前に飛ばし読みでも最後まで行くか投げ出すかといった印象をもっています。
身近で言うと誰にでもわかりやすく話す天才とは対比する、とにかく難しいことばで難しそうに話すと自分がえらく見えると錯覚した凡人が書いたような文章の連続。
こころの微妙な動きなどを表現しようとしてだれかに説明してもらわないとどちらが正しいのか迷うような難解さとは全くちがう次元でどちらかと言うと頭の中がとっ散らかっているのではという印象をもっている。
最後まで読み終えることが出来るか分からないがもし今とは違ったイメージが持てたらレビューは編集するかも知れない。