貯蓄をするための至極まっとうな方法について書かれています。
独創性とは無縁の本ですが、読んで損にはならないと思います。
一攫千金的な内容ではなく、地道な方法が説かれています。

『七つの習慣』と『大人の投資入門』を足したような内容で、この２冊を読んだことのある方はかなり内容がかぶります。読んでない方はためになる内容が多いと思われます。

この本の内容は早く１００万ドルを貯め(ミリオネア)、インデックスファンドで運用、その運用益で金が入るので自分の好きなことができるようになりますよ、といったものです。
それにはどうしたら良いか。七つの習慣のような法則に従い生き、消費を減らし、貯金になるべく金を回すと。

確かに、運用益での生活は魅力かも知れませんが、生き甲斐というものを仕事に見出す方が良いような気もしないでもなし。金を持ち、かつ、自分がのめり込める仕事を見つける、と言うのがベストですかね。

・本書では、「ミリオネアと言う言葉は、大富豪を目指さすことでなく、
世界的に長寿化が進む中で、資産作りを手助けすること」と称しています。
・ミリオネアへのステップは、次の三つに分けられています。
【ステップ１】：（あなたの）可能性を見つける！（洞察１〜４）
【ステップ２】：するべきことをする！（選択１〜９）
【ステップ３】：（自分の経済的自由を）喜び楽しむ！（収穫１〜４）
・本書では、この『洞察』『選択』『収穫』の、３項目の内、全部、実践で
きれば良いのですが、難しいと思えば、どれか一つに【的】を絞り、実行
すれば効果はあると思います。（読んだ結果での、私の感想）
とにかく、一度、自己啓発のため、読んで見られることをお薦めします。

　お金だけでなく人生においての自由を得るための本です。

　投資という点でみればインデックスファンドを薦めているだけの内容ですが、単に会社をやめて自由人になるだけを目指すのではなく必要に応じて仕事を続けることで人生のスパイスとすることができるなど他書にはない俯瞰的な内容でした。

　時間管理についても詳細に書かれており盛りだくさんな内容なのですが全体を通して平易な文章で書かれてあり、又、随所に箇条書きでまとめられているためアタマがごちゃごちゃになることなくリラックスして読み進めることができます。文章構成に関しては文句なしに星５つだと思いますが私はミリオネア本や投資本も多く読んできたため既知の内容も多かったため星４つとさせていただきました。

最初は投資関係の本で、米国の事情が前提となっているので、あまり参考にならない
かもしれないと思いましたが、最後まで読んで、現代の成功哲学としては、最高レベルの
著作であると評価が一変しました。

特に自分をブランド化する９つのポイントと「時間の価値」のコラム、
ねばり強さのエピソードは秀逸です。