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復讐の蠍団~イン・トランス

価格: ¥1,890
カテゴリ: CD
ブランド: BMG JAPAN
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叙情性と攻撃性、疾走感が横溢する、ウリ時代の最高傑作! ★★★★★
1曲目の「ダーク・レディ」はウリがリードヴォーカルで、クラウス・マインがバッキング・ヴォーカルという意表を突いた楽曲だが、これがまた凄い。日本で彼らが始めて紹介された当時、この1曲ですぐさま、スコーピオンズにはまった、ハードロック・ファンも多いのではないか。ほんま、ギターって凶器になるんやね、と痛感させられる1曲だ。ウリが久々来日の時、この曲をわざわざ日本のファンのために演奏してくれたのには、ひどく感動した。本作はまるで日本人のために作られたような典型的な、「泣き」と「疾走」のハードロックだろう。叙情性や「湿り気のあるメロディ」の面で、ウィッシュボーン・アッシュの影響が強いと観たが、クラウス・マインの現在とは、明らかに違う、張り裂けんばかりのシャウト、本作の主役ウリ・ロートの重厚かつ激しい、陰鬱な鉛色のギター、重い引きずるような冷たいリフ、全体的に熱いが、無機質的なサウンドは、70年代のブリティッシュ・ハードロックとは、全く違う質感の、彼ら独自のサウンドを形成している。ウリ時代は、すべて名盤だが、個人的には、彼らとの邂逅眩しい本作がイチオシであります。
初期SCORPIONSの残した名作 ★★★★★
VIRGIN KILLERから入った自分ですが、一番だと思うのは本作ですね。ジャケも好きですし、なんといっても黒い影を引きずった哀愁感のあるサウンドが心を掴んで放さない。タイトル曲やEVENING WIND、LIFE'S LIKE A RIVERそしてLIVING AND DYINGなど名曲ばかりが詰まっている。作品の中身だけ評価するなら星5では足りないくらいだ。ただCDが出始めて間もない頃に再発されたものしか国内盤は無く、そろそろ東芝の再発シリーズから漏れたこの辺りの作品もリマスタで再発してもらいたいものです。
ジャーマンメタルの原点 ★★★★★
ギターをつかみ、あえぐ美女。その傍らには蛇!なにかを連想させる挑発的なアルバムジャケットだな。このアルバムを聴いて一番驚いたのは、アルバムの顔とも言える1曲目に専任ヴォーカリストのクラウスマイネではなく、ウルリッヒロートの歌う曲をもってきたことだ。でもこのダークレディを聴けば、この掟破りのようなことも納得がいくだろう。とにかくいいんだ、これがまた!。ジミヘン大好きというだけあって、ジミヘン風のノイジィーなギターが暴れまくるハードロックナンバーだ。次のタイトルナンバーは、うってかわってしっとりと歌いあげるヘヴィーな曲だ。どことなく物悲しいメロディーにヘヴィーなサウンドがのる典型的な日本人好みの曲だと思う。次の曲も同じく物悲しいヘヴィーサウンド。と、こんな感じで日本人好みの暗く湿ったようなサウンドのアルバムです。ゆえにイントランスを最高傑作にあげるファンが多いのも納得がいくのではないでしょうか。
ジャーマンメタルの権化、第3弾! ★★★★★
ジャーマンメタルの大御所、Scorpionsが1976年にリリースしたグループ3枚目のアルバムです。ウルリッヒ・ジョン・ロートが加入して2枚目のアルバムになりますが、早くもクラウス・マイネとの双頭バンドの様相を呈しています。収録曲は以下の通り。

1.Dark Lady
2.In Trance
3.Life's Like A River
4.Top of The Hill
5.Living And Dying
6.Robot Man
7.Evening Wind
8.Sun In My Hand
9.Longing For Fire
10.Night Light

のちの日本公演でも演奏されたDark Lady、In Trance、Top of The Hill、Robot Manなどの有名な曲はもちろん、恐ろしいまでに美しいラストのNight Lightまで一切の捨て曲なしの優れた曲がズラリ。ファンの間では、のちの「Virgin Killer」が初期のベストと押す人が多いようですが、彼らのスタイルを確立したという点では、このアルバムも捨て難い魅力があります。前作ではやや控え目だったウルリッヒ・ジョン・ロートも次第に本領発揮という感じで弾きまくっています。

いまのHMシーンの基礎を築いたと言っても過言ではないこの名作。リアルタイムで彼らを追いかけてきたオールドファン(失礼)はもちろん、若い世代にもぜひ聴いていただきたいと思います。未発表曲を追加したうえで「Virgin Killer」とカップリングしたリマスター盤もお勧めです。
 最高!! ★★★★☆
 3rdアルバムですが、ドラム&ベース以外にメンバー変更なし。
 ウリ(だと思う)のギターがより進化して、鳴いています。バンドのサウンドも全体的に厚みが出てきて良いですね。2ndアルバムを良い形で踏襲した完成度の高いアルバムだと思います。