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5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: イーストプレス
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現生人類は如何にアフリカを出て、世界中に拡散したのか?その壮大な物語。 ★★★★☆
現生人類の「グレートジャーニー」について書かれたご本でございます。

出アフリカは5万年前。
それも一回きり。たったの150人。
現生する67億人の全人類のご先祖はこの時にアフリカ大陸を脱出した150人あまりの集団の中にいた、との御主張でございます。

アフリカからの出口は旧来言われていたエジプトからシナイ半島へ出たのではなく、バべルマンデブ海峽からアラビア半島へ渡ったというのが、現在では有力な説になっているみたいです。
アラビア半島、エデンの園、インド亜大陸、スンダランド、サフルランド、ムンゴ湖(4万6千年前の遺跡有り)と続く壮大な旅。

人類の拡散に興味の有る方には誠に面白く読める作品です。是非ご一読を。
文章について ★☆☆☆☆
文章が読みにくく難解な個所が多い。恐らく原文(英語?)がそもそも悪文である上に、翻訳の拙劣さがそれに輪をかけているのではなかろうか。例えば「部族が」という書き出しがある場合、「その部族が」(原文はおそらく定冠詞つきでは?)とすれば前後の関係がよりつかみ易くなるのに、と嘆息を洩らしたようなケースが幾つもあった。(ここで過去形にしたのは、もう二度と読みたくないと思ったからである。)
読み物として非常に良かった ★★★★☆
我々の祖先は、5万年前にアフリカ大陸を脱出した
150人あまりの集団の中にいた、
という目に付くコピーで始まる人類史。

人種問題等、批判すべきところ(突っ込みどころ)は
各所あるのだろうが、様々な学術分野の研究成果から
導き出される我らが祖の姿は大変興味深い。
一般向けなので科学オンチの私にとり
読み物として非常に良かった。
ユダヤ人が最高の人種と主張 ★☆☆☆☆
チンパンジーと人間が分離したのは500万年以上前で、アウストラロピテクスが440万年前に、二本足歩行をおこない、ホモ・ハビリス が250万年前に出現し、脳容量が増大し、170万年前に ホモ・エレガンス が登場し、人らしい外観と社会を構成しだしたと、そこまでは、まあよしとしよう。
出アフリカ が、「はじまりは5万年前、たった150人」 と主張しているが、5万年前 という事と、150人という事の論証がなく、勝手な推測で書いている。著書の他のところで、矛盾した事を書いている事からも明らかで論理の整合性と客観的証拠との乖離が著しい。

出アフリカ以降に、認知機能を発展させる遺伝子が二つ突然変異で生まれ、マイクロセファリン は、ヨーロッパと東アジアに、ASPM は、中東とヨーロッパに 見出される、と言う主張は、ヨーロッパに人としての最高の認知機能遺伝子を持った種が存在することを暗示させている。やはり、後半で、著者は、ヨーロッパに暮らしているアシュケナジというユダヤ人が、人類進化の最前線にいると主張している。この遺伝子は、ユダヤ人が、900年に及ぶ職業選択の制限によってもたらされたと。出アフリカ 以降の 全人類の認知機能遺伝子は等しいという前提が、こともなげに放棄されているのは悲しい。

さらに、著者は、「遺伝子が人間のつくりあげた文化に反応している」、「ヨーロッパの環境の変化が、遺伝子変異の原因」、「使わなければ衰えるのが進化の原理」、などと、ラマルクもびっくりの説を展開している。それは、著者の主張している ダーウィン進化論とも矛盾していませんでしょうか。 

文章は易しいが、論理はちぐはぐで、読んでいて頭が痛くなる。
出アフリカ の人類史を学ぶなら、適切さを欠いた著書である。
帯で、「全人類の必読の書だ」と推薦している安田氏の見識を疑う。


ヒトゲノムっておもしろいな。 ★★★☆☆
 ヒトゲノムでもって、人類の歴史を科学するって内容。
 知識や情報としては、結構立派なもんだ。しかし、科学でありながら証明力の弱い根拠の羅列が散見され、残念なところもないとはいえない。
 5万年前に人類の直接の祖先が誕生した。ということ自体、何をもって直接の祖先なのか、その定義というものを知りたい。
 ホモ=サピエンスやネアンデルタール人は祖先ではないというのは、どういう基準や定義を持った場合なのだろうか、そのあたりの疑問は解明されなかった。
 ジャーナリスト本人がいまいち緻密な文章が下手なのか、訳者があまり深く考えていなかったのか、わからないけど、ツメがあまい気がする。

 全体を通して、それなりの充実感もあったし、それはそれで、この本のすばらしさなのだと思う。