詐欺師を詐欺ではめる黒崎。新クロサギとタイトルが変わって、内容もより身近に迫る詐欺を扱った話になっています。

ただ、相変わらずヒロインと主人公の愛情表現が幼くて、イラッとしますが。

恐らく、最後は二人の間にある法律家志望と犯罪者という壁は、矛盾というハンマーで破壊され、結ばれるでしょう。

恋愛描写は、下手です。


クロサギシリーズの読み方として、誌面に載る様な話題の詐欺の話を、黒崎が詐欺師にどう詐欺ではめ返すか。


危機感はなく、ハラハラドキドキは皆無。

主人公が何を言っても、悲壮感や危機感は伝わらず、いくら主人公とヒロインがもめようが、幼くいちゃついている様にしか見えない。


しかし、詐欺の仕組みなどが分かり、詐欺を詐欺ではめる話の面白さはあります。

前シリーズ「クロサギ」では、シンプルな詐欺からはじまって、最後（２０巻）には、サブプライムローンに関連しただいぶ手の込んだ詐欺まで進んでいましたが、新シリーズ「新クロサギ」では、再び基本中の基本「振り込め詐欺」からスタートです(=^▽^=)
前シリーズと変わらず面白いです。最初の１冊としては十分な内容だと思いますが、次巻あたりから、また深い話もやってほしいです。

前作の「クロサギ」が好きなら、キット気に入るはず。

大きな変更は見当たらないのですが・・・
シロサギつるところが今までよりも詳しくなったかな？

「クロサギ」が２０巻になっちゃったから、新規顧客獲得の為に
”新”を付けたのかな？

相変わらず内容は【おもしろい】ので
「クロサギ」が好きな人にはおすすめです。

元々は「新」がつかない「クロサギ」として連載・出版されていた作品．一般に言う詐欺師をカモにして，稼いだり人助けしたり恨みを晴らしたりする話です．詐欺ネタは簡単には尽きないだろうけど，一般向けの漫画作品にしやすい詐欺に限定するとネタ切れの恐れがあると思っていたところでの新シリーズ．最初の話は「振り込め詐欺」です．モロに一般大衆向けでとっつきやすいネタですが，ひっかかるような人は難しい漫画なんて読まないでしょう．

新シリーズっぽいんですが，実質的にはタイトルに「新」がついただけなので，前作(?)を読まないと人物関係がたぶんわからない．読むのなら前作からにすることをお薦めします．

あと，巻末の解説が以前と比べて幼稚なイデオロギーっぽくなっています．

　新しい読者を意識して、盛り上がりを期待させる構成になっています。ただ、印象で言うならば、これまでは比較的規模が大きく、法律のギリギリを渡る様な、知的犯罪としての詐欺を多く扱ってきた気がするのですが、今回に限って言うと、シロサギの行動は粗野で稚拙なものが多い気がします。なので、黒崎の儲けもかなり控えめ。今後どのように展開していくかはわかりませんが、ほんの少し、体制批判というか制度批判的なことも加味していくのかもしれません。
　二重詐欺、運送詐欺、必勝法詐欺、当選詐欺（前篇）を収録。