Billyソロの原点!!!
★★★★★
2001年、Billy Sheehanのソロ・1stです。(意外!)
Billy Sheehanというと、Dave Lee RothやMR. BIGを思い浮かべる人が多いと思いますが、
Billyは、結構、渋い60'sや70'sのロックにルーツを持っています。
このアルバムでの曲は、「古き良きロック」に「ZZ TOP風なタテノリ」テイストを足したような感じで、いい曲が多いです。
リッチー・コッツェン時代のMR. BIGにも通じる雰囲気です。
演奏については、ベース弾きまくりですが、あくまで曲主体です。
「派手さ」「分かりやすさ」を求める人には、ちょっと物足りないかもしれません。
また、ボーカルは、MR.BIGのLiveなどでお分かりのとおり、上手いです。
独特な枯れたテイストの声質をしています。
それと、独特なのが、バリトン・ギターを全編使用していることです。
バリトン・ギターは、普通のギターより1オクターヴ低く、ベースの1オクターヴ上の音を出します。
つまり、重心が、かなり低いアルバムですので、最初は、違和感が強いかもしれません。
「Billy Sheehanファン」にオススメです。
(初めてBillyのソロを聴く人には「Cosmic Troubadour」を、オススメします)
(参考)
tr.12「Wear Away the Stone」が、日本盤ボーナストラックです。
ゲストは、
Steve Vai (Guitar Solo on tr.5, アストリア・ロンドンでもやってる曲です)
Terry Bozzio (Dr on tr. 1,2), Simon Cello (Key) です。
理屈抜き
★★★★★
賛否あるようですが、私はこのアルバムは好きです。ビリーのボーカル、ベースは特に魅力的です。理屈抜きで楽曲に対してもカッコいいと思えたし、ビリーのベースプレイを聴けただけで満足です。
初のソロはヴォーカルアルバム、ただ…
★★★☆☆
超絶ベーシスト、ビリー・シーンのソロアルバム。ほとんどの楽器を1人でこなしているあたり、ただの「超絶」ではなく、あらゆる楽器に精通しているのでしょう。数曲でテリー・ボジオの「ドッタ、ドッタ」という独特のドラミング、そして良き友人の一人であるスティーヴ・ヴァイが1曲ですが参加し、かつてのDLBのようなバトルを繰り広げてくれています(もっと聴きたい!)。
このアルバムの特徴は、「ベーシスト」としての顔ではなく、あくまでもミュージシャンとしてのビリーであり、ヴォーカルアルバムです。ベースプレイを期待すると、よほどのシステムで大音量で再生しないと、埋もれているベースを楽しめません。MP3にコンバートしたらだめです、こういう低音が入っているアルバムは!
アルバムの内容は、当時のビリーを良く伝えるものであり、文句無く作りこまれた作品でしょうが、私をはじめ、多くのファンはベース主体のアルバムだったため、ちょっと期待を裏切られた結果になりました。
なにげに名盤
★★★★★
初期MR.BIGのようなのを期待している人にはつまらないかもしれないですが、リッチー加入後のクールなサウンドに近いので、リッチー好きにはオススメです。バッキングリフとかも印象的でよくできていますね。ボーカルもうまいとはいえませんが、渋くて味があり、曲によくマッチしています。僕としてはゲット・オーバー・イットとならび一番すきなアルバムですね。ボジオやヴァイなどの大物も参加していますが、むしろ7、9、10など参加してないもののほうがいいです。10はマサ伊藤さんの番組を聴いてる人にはおなじみの曲だとおもいます。
辣腕者の手抜き
★★★☆☆
初のソロ・アルバムはスティ-ヴ・ヴァイ&テリ-ボジオという辣腕ギタリスト&ドラマーを迎えただけあって、超絶技巧を駆使したテクニカルなサウンドになると予想していたが、見事に外れた・・・と言うか裏切られた感じである。そりゃあ、確かに参加している面子がバカテクを売りにしているだけに”安易にそういうサウンドを想像してもらったら困る”という意図があったのかも知れないが、私のように、それを期待するリスナーもいるのだ!!(笑)・・・・まぁ、言ってしまえば本来持っている技を出し惜しみした結果、普通のHRになってしまったアルバムだが、ナイアシンに拒絶反応を示した人は聴いて損はないと思います。