懐かしさを覚えた
★★★★☆
昔、LP時代のレコードを買ったがプレーヤーを処分したついでにLPもすべて処分。それから20年以上。ふとした拍子にキャロルキングの名前が浮かんできた。タペストリーと一緒に購入。タペストリーのほうが耳になじんでいて聴きやすい。でもこちらは歌詞が全部聞き取れなくても通して聞くとストーリを感じる。
私にとっての「無人島レコード」最有力候補なり。
★★★★★
LP時代に聴きまくった、いわずもがなの名盤。ずっと初期CDを聴いてて「音、悪いよなあ」と思っていたのだが、ようやくリマスターをゲット。私とディヴィッドTとの出会いがこのアルバムであり、今の耳で聴いてももここでのディヴィッドがベストやな、と思う(あとはやっぱバリーの「愛のテーマ」ね)。そしてハーヴィー・メイソンのタイコ!押さえが効き、かつ軽くて深い感じにラーキーのメロディックなベースがからむ!ボビー・ホールのパーカスが間隙を突いてパルす!そしてディヴィッドTのセクシーなリフがくねる!と興奮して思わずプロレス中継のようになったが、このような奇跡的なアンサンブルが、リマスターでようやくちゃんと聴けるようになったのでボクちゃんシアワセ。そして、この極上極悪リクライニングベッドにのっかるキャロル・キングがまたチャーミング。これさえあれば今日も明日も明後日も元気!
ソウル、全作詞・作曲、コンセプト
★★★★★
まず、ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、スティーヴィー・ワンダーなどソウル・ミュージックからの影響が顕著な音づくりになっています。
次に、このアルバムは、初めてのキャロル・キングによる全作詞・作曲。
それから、そのため、音が切れ目なくつながりながら、ファンタジーに始まってファンタジーに終わる、という明らかなコンセプト・アルバムになっています。
最後に、女性の喜怒哀楽、反戦、人間性への信頼などをテーマにし、メッセージをこめた曲ばかりです。
ひとことで言うと、キャロル・キング版『ホワッツ・ゴーイング・オン』。でも、安っぽい真似をしているわけではなく、むしろ白人音楽と黒人音楽とが混じり合って、ひとつのアコースティックなロックンロールになっている点で、大きな挑戦になっています。
解説も有益なうえに、すでに述べたように、メッセージがこめられた歌詞は、輸入盤には印刷されていないので、歌詞・対訳もついている日本盤のほうをおすすめします。
ソウルです
★★★★☆
ブルーアイドソウルとでもいうのであろうか、キャロル・キングのソウルな面を堪能できるアルバム。これが期待以上の出来です。彼女にはアーシーな優しい素朴な世界観を期待してしまいますが、本作のようなスウィートソウルも素敵です。繰り返し繰り返し聞くことにより、アルバムの世界観を体感できます。
キャロル・キングの隠れた名作。
★★★★★
商業的にはよい結果が得られなかったようですが、質的には最高傑作といってよいと思っています。
曲も、アレンジも、演奏も最高。キャロルの歌も充実してます。
それだけに「Tapestry」のようなマジックに恵まれなかったのが残念ですが、私はこのアルバムが大好きです。