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星界の断章〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

価格: ¥609
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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馴染みの物語から思い出すのに苦労する物語までいろいろ ★★★★☆
やっと読むタイミングが訪れました。短編集でも時系列や場面がばらばらなため感想はそれぞれ分かれますが、やはりジントとラフィールの物語をメインに追っかけてきた私としては「転居」が一番おもしろかったです。台詞が多く、二人の独特な掛け合いがなつかしくもほほえましい。また新しい作品が読めるといいなと改めて思う1編でした。
星界シリーズ外伝第2弾 短編集 ★★★★☆
 収録内容
「併呑」『星界の紋章ドラマCDボックス』付録(2005年10月)
 星界の紋章 前日談 ハイド伯爵誕生の真実?・・・
「嫉妬」『星界の紋章フィルムブック1』(2001年5月)
 星界の紋章 前日談 デルクトゥーでの若き日のジント・・・(いやー男の子だね(笑))
「着任」『星界の戦旗ドラマCDボックス』付録(2005年12月)
 星界の戦旗 前日談 バースロイル着任前のサムソン・・・
「童友」『星界の戦旗2ドラマCDボックス』付録(2006年2月)
 星界の戦旗1 後日談? バースロイル爆沈後、ヒマなエクリュアの前に・・・
「転居」『星界の戦旗3ドラマCDボックス』付録(2006年4月)
 星界の戦旗3 前日談 ハイド伯国へ向かう前にジントは・・・
「謀計」『星界の紋章フィルムブック3』(2001年7月)
 トライフが修技館時代に・・・
「球技」『星界の戦旗フィルムブック2』(2001年9月)
 ラクファカールで球技に興じるアトスリュア男爵公女・・・(まさか彼女にラフィールに通じることがあるとは・・・)
「決別」『星界の紋章フィルムブック2』(2001年6月)
 地上世界から旅立つ女性、彼女が向かう先は・・・
「童戯」『星界の戦旗フィルムブック1』(2001年8月)
 童友で語られたエクリュアの過去の話・・・
「祝福」『星界の戦旗フィルムブック3』(2001年10月)
 星界の紋章 前日談 修技館入学祝いの席でラフィールは・・・
「変転」〈S−Fマガジン〉2006年4月号
 帝国の事件「ジムリュアの乱」
「墨守」書き下ろし
 失われたアーブの歴史、その理由が・・・

 最後の2作以外はいままでに文庫以外で収録されていた作品です。(元々付録的な作品なせいか、短編としてもちょっと物足りない感じも・・・)
 しかしドラマCDをバラで揃えた私としてはドラマCDボックスの付録が文庫化したのはうれしいですね(さすがにボックスにまで手は出なかったし・・・)
 それにしても本当、戦旗5は何時出るんでしょうね・・・
戦旗の続刊マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン ★★★★★
前回のような「はじけた」内容はなりを潜め、既刊のエピソードに絡む形式の正統派の外伝となりました。
これはこれで面白かったけど、そろそろ戦旗の続刊を読みたいです。
シリーズを持っている人には不向き ★★★☆☆
この本は、本編[紋章及び戦旗]では語られなかったアーヴの歴史を語った短編集の
第2巻で、12の話が書かれています。
しかし、その内の10編はドラマCDの付録やフィルムブックに載っている話なので、
それらをお持ちである方には、残りの2編についての私の拙い説明を読まれた上で興味が
湧きましたら読んで見てください。

第11話「変転」(S-Fマガジン掲載)
 一時期、スポール大公爵の上官であった星界地上軍元帥「リンダ・ナルン」が中心と
なって引き起こした『ジムリュアの乱』の顛末が語られています。
 スポール大公爵の性格は若いころから変わりませんね。

第12話「墨守」(書下ろし)
 都市船「アブリアル」で情報記録を担っていたカリュー一族が口を噤み続けている為に
今まで不明であった「アーヴの歴史記録喪失事件」が何故起きたのかが語られています。
この件に関してロセーシュ一族はどう思っているのか、一読者としては公式見解を求め
たいですね。
本編の続きも期待 ★★★★★
様々な時系列のサイドストーリーを
短編で集めています。
星界の雰囲気を堪能できました。
ただし「紋章」「戦旗」を読んでいないと
何のことか分からない内容ですので是非
そちらを読み終えてから本書を読んで
欲しいと思います。
本編がなかなか進まないので作者には
そちらも期待したいと思います。