SFとは名ばかりのスペースオペラは避けたい気持ちは分かるが、
SFらしさを強調するばかりでお話がイマイチと言うのはどうだろうか?
それなりに魅力的なキャラクターもいるのに、
作者の遅筆もあいまって、全然話が展開していかない。
非常にもったいないと思う。
このままでは赤井氏の絵が魅力的だった作品と言う評価しかされないだろう。
ですが、SFものとして見ればあまりに軽く薄い内容です。世界感には新鮮味が無いのは仕方が無いのですが、物語の中に壁が無く、抵抗感が無いため、感情移入も無く漠然と進むストーリーは、最後の「敵」でやっと救われた感じがします。
この後にどのような展開になるとしても、「敵」側の視点描写の無い作品だから、中途半端な内容では盛り上がらないでしょうね・・・。
でも、「紋章」からの赤井孝美さんの絵とキャラクターの魅力は文句なしです。この絵を見るとやっぱり手が出るなー。
今度こそ「早い次」に期待します。
・・・また3年後かなー