狭い視野かもしれないが、９０年代を代表するバンドだと思う。どのアルバムも聴きごたえがあって切ない面もあり、popな部分もある。このアルバムを聴いた途端、ボーカルの声がもう懐かしくって涙がでそう。あらためていいなあと思う、おすすめのアルバムです。特に「why can't you be」のようなセンチメンタル曲は相変わらず聴かせてくれます。バンドではメンバー脱退・入れ替えが多分にあったようだけれど、その分さらに骨太になってかえってきたのでは。

気がつけば3rd albumから6年も経っていたのですが、そんなブランクをまったく感じさせないです。Third Eye Blindはファンの期待を裏切ることなく進化することを止めない貴重なバンドですね。

どちらかというと聴きやすいキャッチーさがにじみ出ている1st、3rdと比べるとどこか2ndに近い「重い」感じのアルバムな印象です。先行カットの『Don't Believe A Word』を始め、『Bonfire』『Sharp Knife』など、ファンなら涙ものな曲が連発です。

唯一残念かなーと思うのはデジタルリリースだったEP、『Red Star』収録の『Non-Dairy Creamer』が収録されていない点ですね（『Why Can't You Be』は入っているのですが）。物理でリリースされてない＆3EBでは個人的にTOP5に入る名曲（ビデオは日本で撮影！）だっただけにこれを機に日の目を浴びることを期待していたのですが・・・。

ちなみに年内にもう一枚の新作『Ursa Minor』のリリースが予定されています。こちらも楽しみ！