銀が主役みたいな巻ですね。

ジャケットからしてちょっと怖い銀が拝めますが、「外伝」第二話の銀は本当に怖いです。
人が変わったように黒に指図し始め、自分を売るという噂を流して敵を誘い出せ、とまで言う銀。
そんな彼女にタジタジの黒の表情が、ちょっと情けなくて素敵です(笑)。

戦いの中でも、敵の能力に敗れそうになる黒を、銀の観測霊が助けてくれます。どうしちゃったんですか銀！？

外伝を観てから「流星の双子」本編を観ると、なるほど銀があの後どうなってしまったのか、何となく見当がつきます。黒が必死にイザナミ＝銀を追っている理由も。

契約者ミチルに襲われる蘇芳。しかしここでも、銀の観測霊が蘇芳を助けてくれます。
母・ミチルを殺され、その死を嘆くノリオに、かける言葉もない蘇芳。こういうやるせない展開は、さすがDTBというところ。

こうも銀に大活躍されると、「外伝」の次回がとても気になりますね……。

この作品の魅力は、主人公の一人である・スオウの存在が大きいです。当初、第二期から観始めた私は、何もかもわからない設定の中、同じく何もわからないでいろいろな事態に振り回されるスオウの心情に合わせて、この作品を楽しむことができました。そして、その楽しみ方で、最後のクライマックスに大きく感動を覚え、第一期を観ようと思ったものです。それも、スオウの可愛さ、強さに惹かれたから。彼女は、とにかく必死に状況に適応する人間の逞しさをもった素直で優しい女の子で、非常に好感のもてるキャラクターでした。確実に、この流星の双子の最大の魅力の一つ、だと思います。

本編より戦闘の描写も多いので、手に汗握る緊張感です。
また登場人物も皆それぞれ味があっていい（特に今回の中華3人組は）。
それと･･･これが一番の見どころかもしれませんが、
銀がすっごく怖いです。こんな銀見たことないです。流石の黒もタジタジでした。
そして･･･ラストシーンでは死んだと思われていたあの人が登場します。
それが誰かは見てのお楽しみという事で。

外伝の「銀」にやられました。
ある意味、「黒」なんて足元にも及ばないほど「怖い銀」が見られます。
可愛いけど切なくて、悲しいけど恐ろしい・・・。
とにかく続きが早くみたいですね。

この巻には流星の双子6話と黒の契約者:外伝2話が収録されています。流星の双子6話はテレビでやってたので詳しくは感想サイトなどで・・・問題は外伝2話!なんか意外な展開になってきましたというのも流星の双子関係の伏線がチラホラ出てきました。とくに後半、意外なあんな人やこんな人が
残り2話が全く予想出来ませんラストは恐らく流星の双子にもあった銀を止めようとする黒のシーンで終わりそうですが、あのシーンにどう繋がっていくのか想像出来ませんでもこの外伝を見たら、あのモヤモヤな最終回の謎が分かるかもしれませんね・・・